昨年7月の参院選で当選した新人議員56人(元衆院議員は除く)が6日、資産を公開した。元企業経営者ら「富裕層」が多いこともあり、56人の資産総額は計約30億円と、前回(2011年公開分、46人)より約15億円、前々回(08年同、53人)からは約20億円も増えた。一方で、「資産なし」と報告した若手も目立つ。最近のセンセイの懐事情も「二極化」しつつあるようだ。 ダントツだったのが、居酒屋チェーン・ワタミの元会長の渡辺美樹氏(自民、比例)。公開された121人の中でも最多だ。海外の金融機関が運用する投資信託約16億円(額面)に加え、横浜市内のタワーマンションなど約7800万円(固定資産税評価額)を報告した。他に娯楽用のプレジャーボートも。