日テレ労組が先月末、今年3度目となるストを実行した。ちょっと妙な話だ。 普通、ストというのは「賃上げしてくれなきゃ働かないぞ」といってやるものである。それが、言われなきゃ気づかないほど、日テレは通常通り放送されている(僕自身、ストをやっているらしいという話は知っていたが、3回目とは知らなかった)。 >>29歳の働く君へ・記事一覧 番組制作を支える「物言わぬ働き手」 よく、「日本の労組はストもやらないヘタレだ」という人がいるが、日本ではストやる方がバカである。 だって、終身雇用でこれからもずっとその会社にい続ける以上、ストなんかやって売り上げが激減したら困るのは自分たちだ。 しかも上場企業では、たいてい持ち株会という制度があって、労組=株主でもある。こうなると、ストといってもビルの屋上で「聞いてくれなきゃ飛び降りるからね!」と言っているようなものだろう。 だから、日本では好況時はもちろん、不
![日テレがストライキしても放送に支障が出ない理由](https://cdn-ak-scissors.b.st-hatena.com/image/square/6d8120acddca3c8489e0dc47b56aa23abd394740/height=288;version=1;width=512/https%3A%2F%2Fwww.j-cast.com%2Fkaisha%2Fimages%2Forigin%2F2010%2Fkaisha77934_pho01.jpg)