タグ

読み物と含蓄に関するspacejunkyardのブックマーク (2)

  • 空中キャンプ::なぜ、傷が必要とされるのか

    映画「ファイト・クラブ」において描かれるのは、タイラー・ダーデン(ブラッド・ピット)率いる地下拳闘組織だが、わたしがとても印象に残っているのは、そのメンバーになるためには、薬品で手の甲を火傷させなければいけないという、奇妙なルールが設定されていることだった。失神するほどの苦痛をともない、その傷跡は決して消えない。そうした傷を負ったものだけが、ファイト・クラブのメンバーになれるわけだ。 わたしは、この設定にとても納得したことを覚えている。理由はうまくいえなかったが、このルールは魅力的だったし、ストーリーにおいても欠かせないものだとかんじた。映画ぜんたいを通して、傷、苦痛、敗北といったものが、肯定的にとらえられているのもおもしろい。では、この映画を見た者がかんじる、ふるい立つような高揚感、おもわず叫びたくなるような生そのものの肯定、それらの理由はどこにあって、どのように説明すればいいのかという

    spacejunkyard
    spacejunkyard 2006/11/10
    『ジジェクは、「もし、この世界に生きていることを実感したければ(=象徴化)、まずは傷を受け入れなさい」といっているのだ。』
  • 活字中毒R。

    「できればムカつかずに生きたい」(田口ランディ著・新潮文庫)より。 (田口さんが、ある大学で「特別講師」として学生たちに話をしたとき感じたこと) 【教室に入っていくと、生徒さんたちはもうそろって席に着いていた。 50〜60人くらいいたかな。私は教壇に立つのが嫌だったので、教卓の前に椅子を出してそこに座った。みんなに見下ろされる格好になる。 学生たちを見て「わあっ」って感じたのは、お花畑みたいなインパクトだった。 若い子ってそこにいるだけでパッションなんだって思った。私はふだんはオジサンを相手にしゃべる事が多いのだけど、オジサンはいるだけで空気が淀んでるのに、20歳前後の子たちの周りの空気は透明でキラキラしていた。 きっとキルリアン写真で見たら、彼らのエネルギーはビンビン輝いて放出されてるんだろうなあと思った。存在してるだけで輝いてるのに、なんで元気がないなんて思われてるんだろうって不思議だ

    spacejunkyard
    spacejunkyard 2006/10/25
    良いアイディアを教えてもらうことではなくて、「黙って聞いて、受け入れてもらうこと」によって、人は救われることはあるのだ。
  • 1