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ブックマーク / d.hatena.ne.jp/zoot32 (45)

  • 2009年の映画をふりかえる/結果発表 - 空中キャンプ

    こんにちは。ブログ「空中キャンプ」を書いている伊藤聡です。ついに今年もあと数日というところまでやってきました。みなさんにおかれましては、どんな一年だったでしょうか。むろん、悔いのない一年が望ましいのですが、マヤ文明によれば、2012年で世界は破滅するとのことですので、どれほどあがいても、われわれが生きていけるのはあと3年。どうせみんなそろって滅亡することはすっかり確定しているわけですから、それまでのあいだは、歌舞伎揚げをべたり、横断歩道の白いところだけをぴょんぴょん飛んで渡ったりしながらすごすことにしましょう。 さて、先日みなさんに参加をおねがいした、「2009年の映画をふりかえる」の結果がでました。なかなか興味ぶかいランキングになりましたよ。その結果をここにお伝えしていきたいとおもいます。このような質問に答えていだたくアンケートでした。 名前(id、もしくはテキトーな名前)/性別 20

    2009年の映画をふりかえる/結果発表 - 空中キャンプ
  • これはレコードジャケットです - 空中キャンプ

    XTCの「Go 2」というアルバムを買ったのですが、そのジャケットがとてもおもしろかった。これ、いいですねー。くだらなすぎる。もしかしたら有名なのかも知れないけれど、わたしは知らなかった。ジャケットには、写真や絵のかわりに文章が書いてある。読んでいたら、あまりにくだらなくて笑ってしまったので、ここに引用します。原文の下に訳をつけました。訳したのはわたしです。ちょっとだけ意訳しました。 This is a RECORD COVER. This writing is the DESIGN upon the record cover. The DESIGN is to help SELL the record. We hope to draw your attention to it and encourage you to pick it up. When you have done that

    これはレコードジャケットです - 空中キャンプ
  • 空中キャンプ - 禁止されること、後悔すること

    わたしは映画を見るために、よく歌舞伎町へいくのだが、あのあたりには三店のマクドナルドがあって、いつもたくさんの人が並んでいる。きっと、テイクアウトしたハンバーガーを映画館に持ち込むのだろう。看板に書かれた、赤地に黄色のMマークをなんとなく眺めながら、あのふしぎな国際企業について、わたしはいろいろと考えていたのだった。マクドナルドってへんな会社だよな。というのも、誰ひとりとして、マクドナルド製品が「健康的である」とは認識していないからである。あの店に並んでいる人はみな、これから口にする品がからだによくないことをじゅうぶん承知している。ことによると、マクドナルド社は、自社製品が「からだに悪い」と認識されることを、むしろ「ビジネス的にはプラスである」ととらえてはいないだろうか。なんだかそんな気がしたのである。 アルコール中毒者のための自己診断には、このような項目がある。「今までに、自分の飲酒に

  • 「不幸になりたがる人たち」/春日武彦|空中キャンプ

  • http://d.hatena.ne.jp/zoot32/20070708

  • http://d.hatena.ne.jp/zoot32/20070709

  • 2007-06-10 - 空中キャンプ

    歌舞伎町にて。これ、おもしろかった。よかったです。わたしはすごくすきですね。不必要なせりふを削ぎおとしていくシャープな構成とか、実にカッコいい。劇中で扱っているテーマもいいなあ。なんか胸がしめつけられるようで。ぐっとくる映画でした。 この作品からわたしは、松人志がいぜん作ったコント、「荒城の月」を連想した。汲み取り式便所で用を足している子どもを、便器の穴から地下世界に誘拐し、子どもたちを家来に、地下で王国を築こうとする夫婦の話だ。夫婦は、肥溜めに架空の王国を建設しようと苦心する。しかし彼らは、自分たちがすでに敗北していることを、どこかで承知していていて、それでもなお、「肥溜めの王国」というフィクションにしがみつこうとする。「上こそ下界、上こそ肥溜め!」と、スローガンを復唱する夫婦。このコントがおかしいのは、誰よりもまず、夫婦自身が、このスローガンを信じていないことだ。夫婦はむしろ、それが

  • 空中キャンプ - できるよ征服!

    いぜん、営業の仕事をしていたころ、当初わたしはほんとうに契約が取れなくて、仕事を辞めさせられるのではないかとはらはらしていた。このままでは、ひとつも契約が取れないまま、強制的に退社させられてしまうのではないだろうか。いったいこんな調子で、給料をもらったりしていいのかしら。その後、試行錯誤あり、しだいに契約を取れるようになっていったが、かんがえてみれば、べつにこれといった技術を身につけたわけではなかった。なんかこう、営業スキル的なものをね。ただ、「ふつうにやっていれば、月に3件くらいは取れるよなあ」ということがイメージできるようになった。それだけは変わった。月を通してやれば、すくなくとも3件は反応があるだろうということが、きちんとイメージできるようになったし、そのていどなら自分にもできるとおもえるようになった。そうした自己イメージに従って動くことができるようになったのである。 しかし、月に3

  • 空中キャンプ - 子どもはときどきすごいことをする

    渋谷駅のホームで、非常ベルの釦を押した子どもを見た。九歳くらいの男の子だった。非常ベルを眺めながら、これはなんだろうという表情をしていたのだが、いきなり、ひょいっと釦を押してしまった。びっくりした。子どもってすごいとおもった。聞きなれない警告音がなって、駅員が数人、走ってくるのが見える。 「ごめんなさい」 すがるような目つきで母親を見て、子どもはそういったが、母親はすっかり茫然自失となり、なにやらよくわからない叫び声を上げながら、子どもをはげしく殴打しはじめた。たまらず子どもがうずくまると、その上にマウントポジションで乗り、さらに何度も殴打を続けた。そこへ駆け寄る駅員たち。なんだか、ぜんたい的にすごい光景だった。わたしは、とてもいいものを見たような気持ちになり、満足して家にかえることができた。あれ、よかったなあ。とくに、「ごめんなさい」のときの、母親の表情がよかった。もしわたしに絵の才能が

  • 空中キャンプ 脱力しながら

  • ごめんなさいね、男がこんなで。

    このところ、スポーツクラブの休憩室で、よく anan を読んでいる。自由に閲覧させてもらえるのだ。占いダイエットの号はあまりすきではないが、やはり人間関係や恋愛にかんしての特集はおもしろい。つい読み入ってしまう。「利き手と逆の手でドアを開けると、そのちょっとぎこちない仕草が男性に好印象」などという記事を読んでいると、せつなさを通りこして、逆にぐっときますが、それより興味ぶかいのは、女性誌が男性にたいする不満を中心に記事を組み立てることがおおいという点である。 一部の男性は、もう恋愛というゲームそのものから降りてしまっている。そこが女性にとっては不満なわけだ。女性の側から誘いだそうと手をつくしても、ゲームに参加する意志がなくなっているのである。女性としては、それでは困るわけで、どうにか同じ土俵に上がってもらおうと工夫するのだが、だからといって女性からあからさまに誘うこともできない。のらりく

  • http://d.hatena.ne.jp/zoot32/20070117

    spacejunkyard
    spacejunkyard 2007/01/18
    Smoking Kills。
  • ■日本人にとって、電車は部屋だ - 空中キャンプ

    いぜん、イギリス人の女の子と話していたときに、とても興味ぶかくおもったのは、日人が電車で寝るのは信じられないといっていたことだ。平気なのかしら、電車で寝るなんて。ふしぎそうな顔つきをして、そう訊いてくる彼女に、わたしはどう答えていいのかよくわからなかった。 「それは、なにかを盗まれたり、乱暴されたりするかもしれないっていうこと?」「それもあるけど、うーん、若い女の子とかがすやすや寝ているのを見ると、なんだかこわいの。ねえ、ここ電車だよ? っていいたくなる」「イギリス人は、電車で寝たりしないんだね」「しない。そんな人いないよ」。彼女のいわんとしていることは、なんとなくわかる。これはおそらく、電車に対するイメージのちがいなのだ。日人は、電車を、部屋のようなイメージでとらえているのかも知れないと、そのときかんがえた。そうでなかったら、寝ないんじゃないかなあ。 イギリス人にとっての電車とは、見

  • http://d.hatena.ne.jp/zoot32/20061228

  • 空中キャンプ::なぜ、傷が必要とされるのか

    映画「ファイト・クラブ」において描かれるのは、タイラー・ダーデン(ブラッド・ピット)率いる地下拳闘組織だが、わたしがとても印象に残っているのは、そのメンバーになるためには、薬品で手の甲を火傷させなければいけないという、奇妙なルールが設定されていることだった。失神するほどの苦痛をともない、その傷跡は決して消えない。そうした傷を負ったものだけが、ファイト・クラブのメンバーになれるわけだ。 わたしは、この設定にとても納得したことを覚えている。理由はうまくいえなかったが、このルールは魅力的だったし、ストーリーにおいても欠かせないものだとかんじた。映画ぜんたいを通して、傷、苦痛、敗北といったものが、肯定的にとらえられているのもおもしろい。では、この映画を見た者がかんじる、ふるい立つような高揚感、おもわず叫びたくなるような生そのものの肯定、それらの理由はどこにあって、どのように説明すればいいのかという

    spacejunkyard
    spacejunkyard 2006/11/10
    『ジジェクは、「もし、この世界に生きていることを実感したければ(=象徴化)、まずは傷を受け入れなさい」といっているのだ。』
  • http://d.hatena.ne.jp/zoot32/20061024

    spacejunkyard
    spacejunkyard 2006/10/25
    まろやかな文章。
  • 2006-10-16 - 空中キャンプ

    ごくたまに、今まで積みあげてきた自分の人生が、とても空虚なものにおもえてきて、なんともせつなくなり、ああ、俺の人生ってからっぽ、と呟くタイミングがわたしにはある。定期的におとずれる、あの状態がじつにしんどい。エンプティだなあ、わたしは。もうちょっと、ましな人生はなかったのかね、と問いただしたくなる体たらくである。いっそのこと、仕事とかぜんぶやめて、家で写経でもしようかしら、五年ほど。などとつくづく感じながら、発泡酒を飲みつつ、コンビニおでんをべていると、しだいにますますやりきれなくなってきて、しまいには、ともだちの女の子に、きわめて無内容なイーメール、すなわち、「きのうシモキタで刺身たべました。うまかったナリ」等を送信する羽目になる。だめである。だめの底をついてしまった気がした。返信がこない。くっ。 この空虚の正体を見きわめる、などとかんがえるとろくなことにならない。むなしさにはあえて対

    spacejunkyard
    spacejunkyard 2006/10/17
    しみじみ。
  • http://d.hatena.ne.jp/zoot32/20061007

    spacejunkyard
    spacejunkyard 2006/10/08
    そんな予感がしたんだ、僕も。
  • http://d.hatena.ne.jp/zoot32/20061001

  • 2006-09-07 - 空中キャンプ

    小学校のころ、学校の授業で、紙芝居を作ったことがあった。これはなかなかたのしい経験だった。たしか、桃太郎をパロディにしたものだったとおもう。わたしは、絵が下手だったので、あらすじをかんがえ、班のメンバーに、絵を描いてもらった。桃太郎と、けらいの動物たちのやりとりは、コメディタッチでテンポをよくし、小ネタ(担任教師の口ぐせなど)を投入することもわすれず、また鬼退治のシーンは、アクションシークエンスとしての迫力、見せ場を重視した。結末は、和解した桃太郎と鬼たちが、なぜかたのしそうに盆踊りをする、というオチで、最後の絵を見せたとたん、教室がどっともりあがった。うれしかった。 紙芝居の発表がみごと成功におわったのち、班のひとりの女の子が、えらくするどい意見を述べた。「もし、絵をだす順番をまちがって、いちばん最初に盆踊りの絵をだしちゃったら、ぜったい失敗だったね」と、彼女はいうのである。なるほどね。

    spacejunkyard
    spacejunkyard 2006/09/08
    ふかいなぁ