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ブックマーク / marudonguri.hatenadiary.org (2)

  • 島田雅彦怒る怒る怒る。 - 南方郵便機

    アニキとして怒り、厳父として鉄槌をらわしていた島田雅彦の文芸時評が終わった。 ほとんどの書評や時評が単なる新刊の提灯記事化している現在、希有な鋭さを持った批評だったので、終わるのはとても惜しい。 最終回は今までの憤懣が爆発したかのように、近頃の、読者に媚びたマーケティング小説を批判している。俎上に載せられたのは、「Yahoo!JAPAN文学賞」「新潮エンタテインメント新人賞」「十二歳のための文学賞」「野生時代青春文学賞」だ。一般読者の人気投票と石田衣良によって選ばれたYahoo!の受賞作などは、破綻もなく読みやすく市場のニーズに適した、まさに「民主的な」作品で何もひっかかるものはなかったと痛烈に皮肉っている。 さらに、野生時代の受賞作「りはめより100倍おそろしい」については、もっと手厳しい。 「ネット、新聞、広告、テレビ、現在売れ筋の映画、歌謡曲、小説からのコピー・アンド・ペーストを駆

    島田雅彦怒る怒る怒る。 - 南方郵便機
  • 梅田望夫+平野啓一郎 - 南方郵便機

    「ウェブ進化と人間の変容」と銘打って、例の「ウェブ進化論」の著者梅田望夫さんと作家の平野啓一郎さんが今月号の「新潮」で対談しています。 梅田さんとこういうタイムリーな対談をするのは、作家では村上龍あたりかなと思っていたので、平野さんという名前は正直意外な感じがしました。しかし少し考えれば、平野さんの最新刊はネット・スキャンダルを扱った「顔のない裸体たち」(新潮社刊)であるので、この繋がりはアリなのでしょう。 内容はいろいろな示唆に富み、考えさせられるものでした。まだ読んだばかりなので、自分の中でも考えがまとまらず、渦巻いている状態ですが、いくつか印象深い言葉がありました。それを頼りに自分としての受け止め方を見つけていきたいと思います。 まず、梅田さんは自身のブログを始めてから、人間的な成長を感じたと言います。つまりブログでトラックバックやコメントをもらい、その先にある見知らぬ情報と知性を知

    梅田望夫+平野啓一郎 - 南方郵便機
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