私はギターを初めて数年間、今で言うエコノミーピッキングで弾いていました。まだそんな呼び名もなかった頃でした。しかしその弾き方は半端なく難しく、苦労しましたが、当時独自に考えたんですね。ダウンダウンとかアップアップの方が弦移動に効率がいいって。でも音の粒立ちの悪さやリズムの不正確さとかが影響して、この独特の奏法をあきらめて、オルタネイトに改造することにしました。元々インサイドピッキングが得意で、アウトサイドのように振りが大きくなのを嫌っていましたから、改造は時間がかかりました。それでもがんばって前回のデイブ・マーレーのフレーズを使ってアウトサイドにも対応できるピッキングを繰り返し練習しました。でも、もしずっとエコノミーで続けていたらフランク・ギャンバレのようになれたでしょうか? エコノミーピッキングの第一人者、フランク・ギャンバレ ポール・ギルバートと同じくハリウッドのGITに入学、卒業後講