実家には「焼肉どんどん」というメニューがある。 甘辛いタレに絡めた豚肉をご飯に乗せ、その上に大量の海苔、卵を乗せたシンプルな丼物だ。 シンプルだからこその美味さがあり、特に夏バテしている時、部活の練習でクタクタな時などに食べると絶品である。 こんなにも美味いメニューなんだから当たり前にみんな知っていると思っていた。 今日の晩ご飯について友人と話していて、やっと極めて局地的な創作メニューであることがわかった。 友人には「焼肉丼と何が違うねん」と言われたが、焼肉のタレとは少し味付けが違うのである。 甘辛のバランスがやや甘いに倒れており、その甘さが果物などの甘さではないご飯に合ううまさなのだ。 実家を出て2年が経った今、親に作り方を聞いてみたところ「スーパーの味付け肉の味やで」と言われた。 なんやねんそれ…… サンディかアルプラで買ってる味付け肉らしい。そんなスーパーは大都会東京にない。 実家オ