DX(デジタルトランスフォーメーション)の推進にはIT部門が重要な役割を担う。レガシーシステムのモダナイゼーションはもちろん、AI(人工知能)やIoT(インターネット・オブ・シングズ)などのデジタル技術を使った新サービスの開発・検証にIT部門の力は欠かせない。そのはずだ。 だが、CEO(最高経営責任者)といった経営トップの9割はIT部門を「ビジネスのサポート役」や「バックアップ組織」としか見ていない。こんな実態がガートナージャパンが2019年10月23日に公表した調査で分かった。同社は2019年5月に年商500億円以上の国内企業のIT部門課長職以上を対象に調べた。有効回答企業数は300社だった。
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