構成員を務めた総務省の「大規模災害等緊急事態における通信確保の在り方に関する検討会」で、「ネット中立性の議論が再び必要では」と主張した。そのわけは。 世界的にインターネットを取り巻く環境が変わりつつあるからだ。米国では2010年の暮に、米FCC(連邦通信委員会)が新しいネット中立性のルール「Open Internet Order」を出した。 米国はアクションを起こしているが、日本では反応がない。民間だけでやってもコンセンサスにならない。よい意味で官がリーダシップをとらなければ実を結ばない。そのため総務省に、日本でも議論を再開してくださいとお願いをした。 どのように環境が変わりつつあると認識しているのか。 ネット中立性の基本的な視点は、かつての日本での議論と同じように、ネット利用とコスト負担の公平性のバランスをいかに取るかだ。そのバランスの構造が、今大きく変わりつつあると認識している。 日本
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