本屋でふと目にしたのがこの本「隠れ貧困 中流以上でも破綻する危ない家計」(荻原 博子)でした。 「隠れ貧困」というタイトルと、タイトルより大きな文字で帯に書かれた「年収800万でも老後破産」という刺激的なコピーが気になり、手に取りました。 「隠れ貧困」って何よ? 以前「明日は我が身「下流老人 一億総老後崩壊の衝撃」」でも「下流老人」という言葉にショックを覚えるとともに、読み終わった時、救いようのない気持ちにさせられましたが、またあんな感じかな? なんて考えながらページをめくっていると載っていました。 「隠れ貧困」とは、一見すると普通の生活ができているのですが、このままだと将来、貧困に陥る可能性のある「貧困予備軍」のことです。高血圧を放置していると重篤な病気にかかる恐れがあるように、隠れ貧困とは、放置していると「下流老人」に転落しかねない危険なお金の生活習慣病なのです。 おぉっ! やっぱりこ
東日本大震災から今年で5年経ちました。 2011年3月11日金曜日、あの日、僕は仕事を休んで、朝から免許証の更新をして、夕方から「探偵!ナイトスクープ」の公開収録を見学するために朝日放送に行く予定でした。 午後2時46分。 僕の住んでいる関西でも高い建物だと揺れたようですが、家の1階にいたので、地震には気づきませんでした。 ふとテレビをつけると、何か様子がおかしい。ヘルメットをかぶった人が臨時番組を行っていました。どうやらどこかで地震が起こったようだと初めて知りました。 地震、まったくわからんかった... このあたりは揺れてへんのかな? — スパケン (@spiderslab) 2011年3月11日 地震にしては、物々しい雰囲気だなと思って観ていると、中継が入り、あの津波の映像が目に入ってきました。 津波か? 海岸のあたり増水して建物が水に沈んでるし、トラックが流されてえらいことになってる
幼女誘拐殺人事件の容疑者が「四五歳無職、元幼稚園バス運転手、週末の隠れ家にはロリコン・ビデオ」と聞くと、どのような印象を受けるでしょうか? 「そいつが犯人に違いない」とまではいかなくても「かなりあやしい」と感じるのではないでしょうか。 「誘拐殺人犯」として逮捕され、最高裁で無期懲役になった菅家利和さんは「四五歳無職、元幼稚園バス運転手、週末の隠れ家にはロリコン・ビデオ」とマスコミに報じられました。 しかし、実際は警察の内偵捜査で腰が引けた勤め先に解雇されて無職になったのであり、隠れ家も親元から独り立ちした住まいであり、押収されたビデオにロリコンものなど一本もありませんでした。 菅家さんは17年半もの間、刑務所に閉じ込められていましたが、冤罪でした。 今回は「殺人犯はそこにいる: 隠蔽された北関東連続幼女誘拐殺人事件」(清水潔)です。 以前「一人でも多くの人に読んでもらいたい「桶川ストーカー
「消された一家 −北九州・連続監禁殺人事件」(豊田 正義)を読みました。 読む前からこうなることはわかっていましたが、読んでいる間、何度も気分が悪くなりました。 この本は、2002年3月に福岡県北九州市で発覚した監禁、殺人事件「北九州監禁殺人事件」について書かれた本です。 「北九州監禁殺人事件」は、連続殺人死体遺棄事件「尼崎事件(尼崎連続変死事件)」に似ているということで、「尼崎事件」が発覚した2012年10月頃話題になったりしましたが、「あまりにも残酷な事件内容のため表現方法が極めて難しい」などの理由により報道規制されていたため、意外とあまり知られていなかったりします。 監禁して、7人もの人が殺される殺人が起こるなら、他にも同じような事件はるかもしれませんが、この事件の特異なところは、主犯の2人が7人を殺したのではなく、お互いに殺し合いをして7人も殺したところです。しかも、その7人は赤の
「桶川ストーカー殺人事件 ー遺言」(清水 潔)を読みました。 1999年、埼玉県桶川市の桶川駅前で、21歳の女子大生・猪野詩織さんがストーカーに殺される事件がありました。テレビのニュースで見ただけの知識しかなく、詩織さんを誹謗中傷するビラを近所に撒かれたりしていたという話が記憶に残っています。 イメージしていたのは、詩織さんに交際を断られた犯人があきらめきれずにストーカー化し、いつの間にかビラを撒くまでになってしまった。というストーリーでしたが、この本を読んでわかりました。ぜんぜん間違っていたことを。 まず、ストーカーの小松和人(当時27歳)が殺したのではなく、小松和人の兄、小松武史(元消防庁職員 当時32歳)が経営する風俗店の店主・久保田祥史(当時34歳)が殺すという複雑な事件でした。他に伊藤嘉孝(当時32歳)、川上聡(当時31歳)の3人も逮捕されていますが、主犯の小松和人は謎の自殺で亡
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