※本稿には映画『ドクター・ストレンジ/マルチバース・オブ・マッドネス』のネタバレが含まれます。 サム・ライミが『ドクター・ストレンジ/マルチバース・オブ・マッドネス』でマーベル映画の世界へ帰ってきた。主人公はもちろんスティーヴン・ストレンジだが、本作はワンダ・マキシモフについての映画でもある。そこに加えて、アメリカ・チャベスというキャラクターが文字通りの新星として初登場する。だが大方の予想通り、いろんな魔法使いが現れて現実そのものをあれこれする物語は、今後のマルチバースの行方に多大なる影響を与えるはずだ。 「マルチバース・オブ・マッドネス」エンディング解説 この映画は始まっていきなり本題に入る。MCUの新人アメリカ・チャベスが悪の手から逃がれようとしているシーンからスタートするが、その背後にいる黒幕はほかならぬワンダ・マキシモフ、またの名をスカーレット・ウィッチその人であることがのちに判明