【講演概要】最近,メディアの上でITやテクノロジーという言葉が使われる際,本来の「技術」という意味が影を潜め,ビジネス用語や流行語のように捉えられているように思えることがある.本来,技術とは経済用語ではなく,人々の生活をよりよくするためにつくられるものである.誰かの生活をより便利にすることのできる手伝いができるということは,すばらしいことである.このとても大切な点が,最近,どうも忘れられがちな気がしてならない.本講演では, Googleを事例とし,プログラミングがどのように人々の生活をサポートできるかについて,改めて考えたいと思う.また,社内のエンジニアたちが新しいことに挑戦することを勇気付けるため,Googleではどのような試みを行っているかなどについても触れたいと考えている. 【略歴】副社長兼 Google Japan 代表取締役社長.京都大学工学部資源工学科卒. 2003 年 4 月