認知症が癌診断や疼痛に与える影響 Impact of dementia on cancer discovery and pain*1 Psychogeriatrics 2011;11:6-13 【背景】 認知症は癌性疼痛の頻度・訴えに影響することが知られている。ただ、この領域に関する包括的な報告は為されていない。本報告の目的は、大規模精神科病院において認知症が診断過程や癌性疼痛の訴え、オピオイド等の鎮痛薬使用とどの程度関連するかを後ろ向きに評価することである。 【方法】 1993年から2004年において都立松沢病院の外科病棟に入院していた癌患者を認知症の有無にかかわらずレビューした。認知症以外の精神疾患としては、転移性脳腫瘍、アルコール性精神病、白血病や皮膚癌は除外された。患者の訴えや疼痛は看護記録を基に評価された。 【結果】 全部で134人の癌患者が組み入れられた。そのうち認知症ありが5
A study may now force a rethink of this policy. The Domino trial showed that withdrawing donepezil doubled the chances of an Alzheimer’s patient being moved into a nursing home after a year. On average, the annual cost of residential care for people with dementia ranges between £30,732 and £34,424. In comparison, a year’s supply of donepezil can cost as little as £21.59, less than 6p a day. Lead r
今回は認知症の早期発見について少し考えてみたい。 がんや生活習慣病など、多くの病気で早期発見の重要性が強調される。どんな病気でも早期発見が無条件で重要という前提がある。そういう感じがする。しかし、その前提は間違いである。早期発見が重要というためには、少なくとも下記の2条件が満たされる必要がある。 (1)正常者と異常者を区別する境界が明確であること (2)早期の患者に対して有効な治療があること がん検診ですら、この2つの条件を満たすものはそれほど多くない。今回はまず(1)の条件について取り上げてみよう。 認知症に関していえば、現状では正常者から早期の認知症を区別して明確に定義づける基準はない。その基準を決定するためには、まだまだ多くの研究が必要である。 しかし、現実はどうかというと、適切な基準を決めるというよりは、とにかく認知症の診断は早ければ早いほどいいという方向にあるり、まったくナンセン
The campaign wants carers of those with dementia to have the same rights as parents of ill children to accompany them in hospital. Carers have a crucial role in looking after those patients who now occupy one in three hospital beds and who need the vigilance and intimate understanding that hard-pressed nurses cannot give them, said Gerrard. “It is a matter of common sense and also of compassion an
「尊厳死」-人のやすらかな自然の死についての考察―の 公表について 終末期の医療については、厚生労働省の「人生の最終段階における医 療の決定のプロセスに関するガイドライン(平成19年5月(改訂平成27 年3月))や各種関係団体からのガイドライン等が示され、昨年は尊厳死 に関する法律化の動きもありました。近年、終末期医療に関する訴訟案 件はほとんど見られないようになりましたが、医療の現場では胃瘻の設置 や延命治療の是非等、医療従事者として取るべき方法に困惑する場面も あると考えます。日本病院会では倫理綱領を定めており、その中で「5. 我々は人の自然な死に思いをいたし、緩和医療を推進し、誰もが受容し うる終末期医療を目指す」としておりますが、倫理委員会ではその議論を さらに深め、この度、いわゆる「尊厳死」に関する考察としてし、別添の 「尊厳死」-人のやすらかな自然の死についての考察―をまとめま
リリース、障害情報などのサービスのお知らせ
最新の人気エントリーの配信
処理を実行中です
j次のブックマーク
k前のブックマーク
lあとで読む
eコメント一覧を開く
oページを開く