「尊厳死」-人のやすらかな自然の死についての考察―の 公表について 終末期の医療については、厚生労働省の「人生の最終段階における医 療の決定のプロセスに関するガイドライン(平成19年5月(改訂平成27 年3月))や各種関係団体からのガイドライン等が示され、昨年は尊厳死 に関する法律化の動きもありました。近年、終末期医療に関する訴訟案 件はほとんど見られないようになりましたが、医療の現場では胃瘻の設置 や延命治療の是非等、医療従事者として取るべき方法に困惑する場面も あると考えます。日本病院会では倫理綱領を定めており、その中で「5. 我々は人の自然な死に思いをいたし、緩和医療を推進し、誰もが受容し うる終末期医療を目指す」としておりますが、倫理委員会ではその議論を さらに深め、この度、いわゆる「尊厳死」に関する考察としてし、別添の 「尊厳死」-人のやすらかな自然の死についての考察―をまとめま
全国の約2420病院が加盟する日本病院会は27日、終末期医療のあり方についての見解を発表した。延命措置の継続や差し控え・中止を家族らと話し合う場合として、医療現場で想定される六つの具体的な事例を示した。 六つの事例は、高齢で寝たきりで認知症が進み、周囲と意思の疎通がとれないとき▽高齢で自力で口から食べたり飲んだりできなくなったとき▽おなかに穴を開けて管で胃に栄養を入れる「胃ろう」をつくったものの、口から食べられるまで回復することもなく、意思の疎通がとれないとき――など。 終末期の判定は、複数の職種による医療チームで行うとした。本人の意思が確認できないときは、家族などから得られる患者本人の推定意思を尊重し、患者にとって最善の治療方法をとることを基本とするとの考えを示した。 日本病院会は見解について、加… こちらは有料会員限定記事です。有料会員になると続きをお読みいただけます。 こちらは有料会
衆院憲法審査会は4日、憲法学の専門家3人を招いて参考人質疑を行った。憲法解釈変更による集団的自衛権の行使を含む新たな安全保障関連法案について、与党が推薦した参考人をはじめ全員が「憲法違反だ」と批判した。与党が呼んだ参考人が政府の法案を否定するという異例の事態となり、“人選ミス”で墓穴を掘った。 自民党や公明党などが推薦した早稲田大の長谷部恭男教授は審査会で、安保法案について「憲法違反だ。従来の政府見解の基本的な論理の枠内では説明がつかない」と明言した。 これに対し、法案作りに関わった公明党の北側一雄副代表は「憲法9条の下でどこまで自衛措置が許されるのか突き詰めて議論した」と理解を求めた。だが、長谷部氏は「どこまで武力行使が新たに許容されるのかはっきりしていない」と批判を続けた。 関係者によると、自民党は参考人の人選を衆院法制局に一任したという。ただ、長谷部氏は安保法案に反対する有識者
【ニューヨーク時事】政情不安が続く中央アフリカで、治安回復のために派遣されたフランス軍が現地の複数の子供に性的暴力を働いた疑いが持たれていることに関し、国連が問題を把握していたにもかかわらず対応を怠った可能性があるとして、潘基文事務総長は3日、外部チームによる独立した調査を行うと発表した。 数日内に調査の責任者が発表される。中央アフリカに展開していた仏兵が2013年12月〜14年6月、避難民施設で複数の子供に対し、食料を与える見返りに性行為を強要した疑いがあり、仏当局は兵士14人を捜査している。 中央アフリカには国連の平和維持活動(PKO)部隊も派遣されており、国連に性暴力に関する報告が上がっていたにもかかわらず、適切に対処しなかった疑いが強まっている。
政府は、実践的な職業教育や技能訓練を行う高等教育機関として「職業教育学校」を設置する方針を固めた。 高校卒業後の進学や、社会人の専門知識の習得を想定している。学校は新設せず、希望する既存の大学や短大などに職業教育学校へ転換してもらう考えだ。4日の政府の産業競争力会議(議長・安倍首相)で原案が示され、月内にまとめる成長戦略の柱とする。 中央教育審議会で詳細を検討する。学校の種類などを定める学校教育法の改正など、必要な法整備を来年度中に行う。2019年度からの実施を目指す。 少子化が進む中、学生の確保に苦しむ私大や短大などの選択肢として制度化する狙いもある。大学が学部の一つとして併設できるようにする。
国賓として来日したフィリピンのアキノ大統領を歓迎する天皇、皇后両陛下主催の宮中晩餐会(ばんさんかい)が3日夜、皇居・宮殿で開かれた。 天皇陛下は冒頭のあいさつで、先の大戦時にフィリピンで多くの国民が犠牲となったことに触れ、「私ども日本人が深い痛恨の心と共に長く忘れてはならないことであり、戦後70年を迎える本年、犠牲者へ深く哀悼の意を表します」と述べられた。 これに対し、アキノ大統領は「過去に経験した痛みや悲劇は、相互尊重や尊厳に根ざした関係構築に努めるという貴国の約束によって癒やされてきました」と英語でスピーチした。 フィリピンの国賓を迎えた晩餐会は平成に入って3回目で、陛下が戦争被害に言及されたのは初めて。 晩餐会には、皇太子、秋篠宮両ご夫妻や安倍首相ら149人が出席。昨年12月に20歳となった秋篠宮ご夫妻の次女佳子さまも初めて出席し、笑顔で乾杯された。皇太子妃雅子さまも昨年10
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