【マニラ時事】比海軍と日本の海上自衛隊は22日、南シナ海に面する同国南部パラワン島プエルトプリンセサで、共同訓練を開始した。両国は今月の首脳会談で南沙(英語名スプラトリー)諸島で岩礁埋め立てを進める中国を念頭に、防衛協力の強化で合意しており、訓練もその一環。23日からは南シナ海の公海上で海自のP3C哨戒機を使った災害救助訓練が行われる。 海自によると、これまで両国は艦船の寄港時などに共同訓練を行っていたが、本格的な訓練は初めて。22日は開幕式が行われ、比海軍幹部や鹿屋航空基地(鹿児島県鹿屋市)第1航空隊所属の隊員らが参加した。