米コネティカット州ファーミントン(Farmington)のコネティカット大幹細胞研究所(2010年8月27日撮影、資料写真)。(c)AFP/Getty Images/Spencer Platt 【9月10日 AFP】米連邦高等裁判所は9日、胚(はい)性幹細胞(ES細胞)研究への米政府助成解禁の仮差し止め命令を保留にした。 ワシントンD.C.の連邦高裁は、3人の裁判官による審査の結果として、「連邦地裁による2010年8月23日の仮差し止め命令は、(米司法省が求めた仮差し止め命令の停止にカンする)高裁の判断が下るまでは保留とする」という内容の命令を発令した。 バラク・オバマ(Barack Obama)大統領は2009年3月、ES細胞研究への連邦政府予算の支出を認める大統領令に署名した。ES細胞を使えばアルツハイマー病、パーキンソン病、糖尿病などの難しい病気も治療できると考えている研究者らは、こ