「人さまに迷惑をかける前に死にたい。それが私の望みです」 「食事から下の世話まで人さまの手を借りるなら、そうなる前に死なせてもらいたい。これは、尊厳とプライドの問題です」(文春オンライン「橋田壽賀子と安楽死#1『そろそろ、おさらばさせて下さい』という権利があってもいい」より) 安楽死をめぐる日本の議論は、どう考えたからいいのか。安楽死が法制化されているヨーロッパを拠点に取材を続け、『安楽死を遂げるまで』を記したジャーナリストの宮下洋一さんに聞いた。 安楽死を目の前で……スイス北西部の街・バーゼルの小さなアパートの一室でイギリス人、ドリス・ハーツが宮下さんの目の前で息を引き取った。 彼女は本人の意志で安楽死を選んだ。スイスの自殺幇助団体「ライフサークル」の代表の医師・エリカ・プライシックが手はずを整え、彼女の「自死」を見守る。同書の冒頭シーンである。 同書によると、安楽死を認めている国の法律
リリース、障害情報などのサービスのお知らせ
最新の人気エントリーの配信
j次のブックマーク
k前のブックマーク
lあとで読む
eコメント一覧を開く
oページを開く