相模原市の「津久井やまゆり園」で2016年7月26日未明、知的障害者ら45人が殺傷された事件で、殺人罪などに問われた植松聖(さとし)被告(30)の裁判員裁判第7回公判が21日、横浜地裁(青沼潔裁判長)であり、弁護側が朗読した友人らの調書で、事件直前の被告の行動が明らかになった。 友人らの調書によると、植松被告は同月24日深夜~翌25日未明、地元の友人2人と会い、相模原市内の河川敷で大麻を使用。25日早朝には大学時代の後輩女性に連絡し、午後9時前に東京都内で合流して、新宿・歌舞伎町の高級焼き肉店へ向かった。女性はもともと、この2日後に食事をしようと誘われていたため、早まった理由を尋ねたところ、被告は「時が来たんだ」と答えたという。 焼き肉店で被告は「新しい法律を6個つくりたい」として、「意思疎通できない人を殺す」「大麻を合法化する」といった内容を一方的に説明。「昔の自分は嫌いだけど、今は好き