2016年7月に利用者19人が殺害される事件があった相模原市の障害者施設「津久井やまゆり園」を運営する社会福祉法人「かながわ共同会」は、入倉かおる同園長を含む幹部3人を6月に退任させる。黒岩祐治知事が1日、定例記者会見で明らかにした。草光純二理事長も含まれる。この方針を受け、県は引き続き共同会を同園の指定管理者の候…
福祉社会学者・竹端寛さんによる連載、「ケアと男性」。子育てのなかで気づいた「ケアのおもしろさ」や、男性として生きるなかで知らず知らずのうちに沁みついていた「生産性至上主義」との向き合い方について綴るエッセイです。 第4回目は、娘がある事件を起こしたときに、「責任を分有する」というケアから逃げてしまった自分について。 *** 開店直後の雑貨店で それは、一瞬の隙だった。開店直後の駅前の雑貨店での出来事である。 ガシャーン。 ガラスが割れて、何かが飛び散る音。 視線を向けると、娘がさっき触っていたガラスのボールをもってこっちに走ってくる途中で、バランスを崩したようだった。二人の親は、どのクリスマスツリーを買おうかと相談していて、少しの間、娘から注意を外していた。 日曜朝の店内に、ガラスや中に入っていた小さなビーズが飛び散っている。 「何やってるの!」 娘に強い声を出すぼく。やってきた店員さんに
リリース、障害情報などのサービスのお知らせ
最新の人気エントリーの配信
j次のブックマーク
k前のブックマーク
lあとで読む
eコメント一覧を開く
oページを開く