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ブックマーク / webronza.asahi.com (12)

  • コロナ禍のもとで障がい者、高齢者の命が軽視され、「命の選別」が進んでいる - 松下秀雄|論座アーカイブ

    コロナ禍のもとで障がい者、高齢者の命が軽視され、「命の選別」が進んでいる 選別を止め、生きられる社会をつくるために声を上げるふたりの訴え 松下秀雄 朝日新聞山口総局長・前「論座」編集長 新型コロナウイルスの感染者が増え、医療崩壊の危機に瀕しています。だれかの命を救うために、だれかの命を諦める……。そんな「命の選別」が進むことを危惧する古賀典夫さんと鷹林茂男さんにインタビューしました。視覚障がいがあるふたりは、コロナ禍のもとで障がい者や高齢者の命が軽視されていると指摘し、そんな流れを止めるために声を上げています。 古賀典夫(こが・のりお) 1959年生まれ。全盲、あんま鍼灸師。身体や精神に障がいのある人や難病患者らによる「『骨格提言』の完全実現を求める大フォーラム実行委員会」副委員長。「怒っているぞ! 障害者きりすて! 全国ネットワーク」世話人。 鷹林茂男(たかばやし・しげお) 1952年生

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  • オリパラ開催に間に合わない!~介護職に対するワクチン接種の問題点(下) - 白崎朝子|論座アーカイブ

    オリパラ開催に間に合わない!~介護職に対するワクチン接種の問題点(下) 五輪は介護する人、される人の人生に爪痕を残す 白崎朝子 介護福祉士・ライター オリパラ開催に間に合わない!~介護職に対するワクチン接種の問題点(上) “老老介護”だから打てる訪問介護ヘルパー 「私たち訪問介護ヘルパーは“老老介護”なのよ!」 そう自嘲気味に、あるいは怒りを込めて話す訪問介護ヘルパーの声を、コロナ禍になる前から何回も聴いてきた。在宅の高齢者を支援する訪問介護ヘルパーには、60歳以上の高齢者が多く、下手をすれば利用者よりも年上の80代のヘルパーもいる。 そのため彼女たちは、「介護職」枠ではなく「高齢者」枠での優先接種をしているという皮肉な実態がわかってきた。 施設を運営する大きな社会福祉法人に併設されている事業所に勤務するヘルパーや、病院の看護助手と訪問介護ヘルパーをダブルワークしている人など、医療現場に近

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  • コロナ・パンデミックのただ中で、介護職員らはいのちによりそっている(下) - 白崎朝子|論座アーカイブ

    コロナ・パンデミックのただ中で、介護職員らはいのちによりそっている(下) かけがえのない友人たちの苦境~恢復へ、社会的支援を! 白崎朝子 介護福祉士・ライター コロナ・パンデミックのただ中で、介護職員らはいのちによりそっている(上) 大阪・西成の介護事業所の友人 手が出ぬN95マスク、「使い回すため消毒の仕方を教えて」 昨年の夏のおわり、友人2人が勤務する大阪市西成区にある医療法人が運営する病院と施設数ヵ所でクラスターが発生した。友人の事業所では幸い感染者はでなかったが、クラスターが出た病院ですらN95マスクの支給されない病棟もあり、サージカルマスクのみで、陽性者の事介助等をしていた。沖縄を支援した経験から、感染者が出てからN95マスクを発注しても遅いと思った。 沖縄のときにカンパを集めてくれた病院職員の女性からN95マスクが1枚2000円もしていると聞いていた。私が沖縄に送っていたN9

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  • コロナ・パンデミックのただ中で、介護職員らはいのちによりそっている(上) - 白崎朝子|論座アーカイブ

    コロナ・パンデミックのただ中で、介護職員らはいのちによりそっている(上) 35年間、ケアという「しごと」をしてきた私の目に映る仲間たちの姿 白崎朝子 介護福祉士・ライター 介護職員という真摯な存在 17歳でハンセン病の当事者の人たちと衝撃的な出逢いがあった私は、哲学を学ぶため大学に入った。だが、女性解放運動や反原発運動に走り回り、授業にはほとんどでなかった。中退して、鍼灸学校にはいった私は、24歳のとき、友人の紹介で産後女性の生活を支えるアルバイトをした。数人の女性から、「あなたは、人をケアする仕事が向いている」と勧められた。 気がつくと足掛け35年、主に高齢者を中心に、産後の女性、シングルマザー、ホームレス、身体・知的障害がある人々と関わる「しごと」をしながら、いのちに向き合う市民運動をしてきた。また、この10年はヘルパーの養成講師や、医大の看護学生など大学生にむけてゲストスピーカーなど

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  • 苦痛を緩和できる方策をどれだけ探せるかが問われている - 鈴木理香子|論座アーカイブ

    苦痛を緩和できる方策をどれだけ探せるかが問われている 聖隷三方原病院緩和支持治療科部長(副院長)・森田達也医師に聞く 鈴木理香子 フリーライター ALS(筋萎縮性側索硬化症)をわずらう女性(当時51)からSNSを通じて依頼を受けた医師2人が、女性に薬物を投与して殺害したとして、京都府警は2020年7月23日、2人を嘱託殺人の疑いで逮捕した(8月13日に京都地検は2人を起訴、10月26日、京都地裁で第1回公判前整理手続きが行われた)。 医師が難病の女性を死にいたらしめたこの事件を、終末期医療に携わる医師はどう見るのか。連載の第4回は日で初めてホスピス病棟を開設した聖隷三方原病院(静岡県浜松市)の緩和ケア医、森田達也さん(緩和支持治療科部長)に登場していただいた。 安楽死したいという女性の気持ちは変わったかもしれない――長尾クリニック院長・長尾和宏医師に聞く(上) 「人生会議」を開いて、終末

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  • ALS患者嘱託殺人事件は安楽死と無縁 医師の立場から言いたいこと - 松永正訓|論座アーカイブ

    ALS患者嘱託殺人事件安楽死と無縁 医師の立場から言いたいこと 生きたいと思うのが人間。それを手伝うのが医師の使命だ。 松永正訓 小児外科医・作家 ALS(筋萎縮性側索硬化症)を患う51歳の女性が京都で死亡した。女性は体を動かすことや、話をすることができず、24時間ヘルパーが交代で介護していた。呼吸器は付けていないものの、意識ははっきりしており、目の動きを使ってパソコンの文字入力が可能で意思の疎通ができていた。 女性死亡の第一報には「安楽死」という言葉と、医師による「嘱託殺人」という言葉が並んでいた。一見複雑に見えるこの事件は、実はある意味で単純な「殺人」である。女性の父親は朝日新聞の取材に答えて、2人の医師に対しては「くそったれと思う」と答え、「娘の気持ちも理解できる」と語っている。この父親の気持ちに事件質が集約されている気がする。 安楽死の二つのかたち 議論の前提として、安楽死

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  • 「桜を見る会」が日本政治に突きつけた本当の問題 - 米山隆一|論座アーカイブ

    「桜を見る会」が日政治に突きつけた当の問題 「国民が認めた」努力に報いる民主主義国家であり続けるかどうかが問われている 米山隆一 衆議院議員・弁護士・医学博士 「桜を見る会」をめぐり、政界がざわついています。招待者の選考基準のあいまいさ、予算の膨張が問題となるや、突如、中止が決定されましたが、今なお疑念が晴れたとはいえず、安倍晋三総理の後援会会員を対象とした「夕会」をはじめ、多くの問題が議論を呼んでいます。 すでに多くの論者によって論じられているところではありますが、「桜を見る会」の一体、何が問題なのか。①「桜を見る会」の前夜に行われた安倍晋三後援会の「夕会」、②「桜を見る会」自体の二つに分けて、私見を述べたいと思います。 前夜の「夕会」について総理の説明は まず安倍晋三後援会の「夕会」について論じます。 この「夕会」については「ホテル・ニューオータニで1人あたり会費5000

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  • アートが生殖技術を描くとき 母の視点、娘の視点 - 粥川準二|論座アーカイブ

    アートが生殖技術を描くとき 母の視点、娘の視点 科学技術と言論とアートを融合させる実験場——あいちトリエンナーレ鑑賞記(1) 粥川準二 叡啓大学准教授(社会学) 10月14日、あいちトリエンナーレ2019が閉幕した。 筆者はここ数年、芸術祭に行くことが趣味のひとつになっている。中毒気味といってもいい。今年は瀬戸内国際芸術祭2019(香川、岡山)、リボーンアート・フェスティバル2019(宮城)、そしてあいちトリエンナーレ2019(愛知)、と国際的な芸術祭が三つも重なってしまったのだが、スケジュールを調整して三つとも訪れた。瀬戸芸もリボーンもとても素晴らしかったのだが、印象の深さでいえば、あいトリが圧倒的だった。 そのことは、筆者が、会場の一つになった愛知県豊田市の出身であることと多少関係するかもしれない。しかし、「表現の不自由展・その後」とそれをめぐる一連の騒動とはあまり関係ない。あいちトリ

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  • 千葉の小児科医が台風15号と大停電から考えた事 - 松永正訓|論座アーカイブ

    千葉の小児科医が台風15号と大停電から考えた事 政治・報道の初動の遅れにいら立ち。人々の関心を呼び覚ますメディア報道こそ 松永正訓 小児外科医・作家 私の自宅はJR千葉駅から車で30分くらいの住宅街の中にあります。そして自宅から千葉駅の方に向かって車を20分走らせると、私の働く小児クリニックがあります。今回の台風15号に伴う大停電を通じていろいろなことを考えました。そのことを綴ってみたいと思います。 風のうなりでほとんど眠れず 9月8日(日)の朝日新聞の朝刊には「台風15号 今夜から関東接近」というニュースが社会面に載っています。しかし言ってみれば、報道の内容はそれだけに過ぎません。テレビのニュース番組を見ると、台風の予報円は千葉県(特に南部)を直撃すること、強烈な暴風が予測されることを報じていました。 「暴風や高波、土砂災害、河川の増水に警戒してください」というのは、気象庁の常套句みたい

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  • [書評]『私はすでに死んでいる』 - 中嶋 廣|論座アーカイブ

    脚を失くして狂喜する患者 これはショッキングなである。全部で8章から成り立っており、その最初に出てくるのがコタール症候群の患者の話である。「私はもう死んでいます。精神は生きているけど、脳は自殺未遂をしたときに、死んだのです」。この種の患者は、自分が死んでいると言うだけでなく、さらに自分は存在すらしていない、と言うこともある。 コタール症候群の患者は極度のうつ状態に陥るが、自殺する者はほとんどいない。だってもう死んでいるのだから、もう一度死ぬ必要はないわけだ。 『私はすでに死んでいる――ゆがんだ〈自己〉を生みだす脳』(アニル・アナンサスワーミー 著 藤井留美 訳 紀伊國屋書店) このは、神経科学における興味深い8つの症例を取り上げ、最後に、いったい自己とは何であるかを探求したものである。その8つとは、コタール症候群、認知症、身体完全同一性障害(BIID)、統合失調症、離人症、自閉症、体外

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