2013年4月4日のブックマーク (2件)

  • [ThinkIT] 第7回:ITコスト集計上の課題とITコストベンチマーキング (1/3)

    情報システム開発投資を実行する上で消費した社内人件費は、半数の企業がコストとして把握していない。これは、多くの日企業での人件費が固定費的に取り扱われ、給与を含む人件費は、人事部により予算化され経費処理されていることによる。 開発するシステムの教育費は、開発投資の一部として計上しない企業が多く、システムの利用上のコストは、オペレーティングコストとして計上することが適切であると見ることもできる。 企業によっては、外部委託の費用を開発投資と見て、またITインフラ(ハードウェア/ソフトウェア)は資産納入(購入資産)として処理しているケースがある。 JUAS−ITコストモデルでは、次の費用を集計したものを「IT投資コスト」として見ている。 新規アプリケーション開発コスト システム企画設計(社内人件費、外注費、その他) 業務アプリケーション設計開発(社内人件費、外注費、その他) 既存システム移行(社

  • [ThinkIT] 第1回:IT投資の動向と可視化について (1/3)

    1990年代後半から企業では積極的なIT投資が行われ、企業内での業務プロセスは効率化が進み、生産性の飛躍的向上がもたらされた点は否めない。しかしながら、今日のようなグローバル規模でビジネスの再編が繰り広げられている熾烈な競争市場において、ITに求められてきた役割は「業務の支援」レベルだったといえる。これでは、これからの日企業は勝ち抜くこと、あるいは存続が難しいのが現実ではないだろうか。 かつての日企業の強みは高品質な製品づくりとTQC(Total Quality Control:総合的品質管理)活動による生産現場の「Kaizen」にあった。しかしホワイトカラーの生産性やプロセスの効率化は欧米企業に遅れを取る結果となり、日企業の克服すべきボトルネックの1つとして、改めて浮かび上がってきた経営課題でもある。 そのような企業のITシステムを取り巻く流れの中でBPM(Business Pro