今を生きる誰にとっても、原点はきっとある。そしてアーティストの場合、それはかつて足繁く通った、CDショップなのかもしれない。 『マイファーストレコード』の第7回に登場するのは、かのピチカート・ファイブのリーダーでありDJでもあり、数々のアーティストをプロデュースしてきた小西康陽氏。さらに今回は組合員の行達也氏(mona records)も参加。いつもと趣向を変えて、インタビュー形式でお届けします。 撮影 渡辺 誠 文 朴 順梨 行:小西さんって、どんな子供だったんですか? 小西:普通のテレビっ子。『シャボン玉ホリデー』とか、渥美清さんが出演していた『泣いてたまるか』ってドラマとか、大橋巨泉さんと前田武彦さんの『ゲバゲバ90分』が好きで、テレビ漬けでした。で、小学校高学年の時に、洋楽のトップ30を紹介する『ビートポップス』っていう、これも大橋巨泉さんが司会で、ミュージックライフの編集長だった