国民民主党の山尾志桜里衆院議員が17日、同院外務委員会で、中国にある日本の在外公館における現地採用職員に「中国共産党員はいるのか」などと質問した。これに対し、外務省は明確な回答をしなかった。わが国の外交・安全保障にも影響しかねない重要な問題提起といえる。山尾氏に質問の意図などを聞いた。 「(政府は)甘いですし、このままでは日本が『抜かりある国だ』と思われてしまう。中国に対しては、情報漏洩(ろうえい)の恐れがあるとして、これまで以上に厳格に対応しなければならない」 山尾氏は、こう危機感を募らせた。 注目の国会質問のきっかけは、山尾氏も参加する日本や米国、英国、オーストラリアなどの国会議員らで構成する「対中政策に関する列国議会連盟(IPAC)」に、「中国共産党員のリスト」という膨大なデータが持ち込まれたことだ。 英国やオーストラリアの一部メディアは昨年時点で、リストに名前があった人物が、各国の
昭和48年4月4日、最高裁判所大法廷で日本初の画期的な判決が下された。尊属殺の重罰規定を巡って違憲か合憲かが争われた裁判で、最高裁判所は初めて違憲審査権を発動し、刑法200条は違憲であるとの判断を下した。この裁判を戦った弁護士がいる。大貫正一氏(大貫法律事務所・栃木県宇都宮市)は、父親の大八氏とともに裁判を担当、最終的に違憲判決を勝ち取った。本事件のあらましと裁判について、大貫氏に話を伺った。 取材/山口和史・池田宏之 Interview by Kazushi Yamaguchi,Hiroyuki Ikeda 文/山口和史 Text by Kazushi Yamaguchi 大貫法律事務所弁護士 大貫正一氏 Shohichi Ohnuki (弁護士ドットコムタイムズ<旧・月刊弁護士ドットコム>Vol.21<2017年6月発行>より) 苦学の末司法試験を突破 弁護士としての第一歩 自身の半生
スペイン・マドリードで、安楽死合法化を支持し集まった人(2021年3月18日撮影)。(c)JAVIER SORIANO / AFP 【3月19日 AFP】スペイン議会は18日、安楽死と自殺ほう助を合法化する法案を可決した。同国は、末期患者や重傷患者が苦痛を終わらせるために死を選ぶことを認める数少ない国の一つとなった。 法案はペドロ・サンチェス(Pedro Sanchez)政権の優先事項だった。背景には、アカデミー賞(Academy Awards)外国語映画賞を受賞した映画『海を飛ぶ夢(The Sea Inside)』(2004年)で描かれたラモン・サンペドロ(Ramon Sampedro)さんをはじめとする当事者の実情が話題を呼び、世論の圧力が高まったことがある。 下院(定数350)は法案を賛成202、反対141、棄権2で可決。スペインは欧州でオランダ、ベルギー、ルクセンブルクに次ぎ4番目
前置き このブログは、私がアリージャンスという優れた舞台を見たことで心にあふれてきたことをただただ書いたものです。未来の自分のために書き残しました。キーワードは、「天皇」「原爆」「Gaman」です。 「あなたは日本国天皇への忠節・従順を誓って否定しますか?」 もし2021年の今、私がこの質問にYes/Noで答えなければならなくなったとしたら、少しの戸惑いとともに「No」と答えるような気がします。 なぜそんなことを訊かれるのだろう、別に毎日のように天皇のことを考えて生きているわけではないけど、心のどこかで天皇・皇室への尊敬の念は持っているし、天皇陛下への忠節を否定すると誓えるか…と聞かれても、いやそんなことは誓えないなと思います。 ではもし私が日本人ではなく日系の米国人であり、米国に住んでいて、そして米国と日本が戦争中にこの質問をされたら? 私はなんと答えたいだろう。なんと答えるべきだと考え
日本維新の会・鈴木宗男氏(右)の質問をめぐり紛糾する参院予算委員会=18日午前、参院第1委員会室(春名中撮影) 日本維新の会の鈴木宗男氏は18日の参院予算委員会で、立憲民主党の小西洋之氏が10日の予算委で質問に立った後輩議員に質問通告をしていなくても「嘘でもいいから通告したといえばいい」などと発言したとして、山本順三委員長に問題提起した。さらに、閣僚を激しい言葉で批判する小西氏や同党の森裕子参院幹事長の言動を「限度を超えている」と訴え、議場は「ムネオ節」に騒然となった。 「3月10日の予算委で、(立民の)田島麻衣子氏の質疑が中断したときに、小西氏から『嘘でもいいから口頭で通告したといえばいい』と発言があった。これは問題だ」 鈴木氏は質問の冒頭、インターネットの動画などで広まっている小西氏とされる発言への見解を山本氏にただした。山本氏は「私は音声を確認していない」と応じたが、鈴木氏はさらに、
オーストラリア・ニューサウスウェールズ州警察は18日、アプリを使って性行為の同意をデジタル記録する案を公表した。州民からは悪用される恐れがあるなどと多くの批判の声が上がっている。 ニューサウスウェールズ州警察のミック・フラー長官は、性行為の同意をデジタル記録できるアプリについて、テクノロジーを使って「積極的な同意表明」を確立するものだと述べた。
10年前の3月11日、私は民間任用(2年満期)の内閣審議官として、メディアが立ち入れぬ首相官邸の最奥部で、事態の渦中に居合わせていた。 そんな人間の1人として、テレビ各局の「3・11」10年関連特番を見ていて、特に心揺さぶられた番組が2つあった。1つは、日テレの金曜ロードSHOW!「Fukushima50」(去年の劇場公開とは違った意味で) 。 もう1つが、NHKのETV特集「原発事故 ”最悪のシナリオ”/その時誰が命をかけるのか」。 ーーーそれらについてちょっと書こうかな、と思っていたら、奇しくも同じ2番組を挙げて先にコメントしている人が、意外な所にいた。 フランス「リスク・危機研」研究員の賞賛と憤慨フランスの「リスク・危機研究センター」(Centre de recherche sur les Risques et les Crises)の一員として、3・11以降たびたび来日し、福島原
バイデン政府の外交・国防トップ、トニー・ブリンケン国務長官(左)とロイド・オースティン国防長官(右)が15~18日、日本と韓国を訪問する。初めての対面外交相手国として北東アジアの核心同盟を選んだという意味が大きいが、同時に韓国と日本が米国と築いている同盟の強さの違いが浮き彫りになっているという指摘もある。[中央フォト] ジョー・バイデン米国政府が発足から2カ月を迎えて日米同盟が浮かび上がっている。米国がコーナーストーン(cornerstone・礎)と比喩した日本との関係で、外交と安全保障の両面で密着している。反面、米国のリンチピン(linchpin・核心軸)の韓米同盟は、日米に比べて共助の濃度で相対的に薄いという観測が出ている。 ◆日米新蜜月2.0 バイデン政府に入り、日米密着は他のどの同盟国とも比較できないほど素早く全方向的だ。すでに日米首脳は2カ月間で2度接触した。バイデン大統領は就任
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