既報の通り、19日の広島での無償化裁判は、原告側の全面敗訴という判決が出た。 判決内容は、日本政府の主張をそのままなぞっただけのものである。判決の内容をまとめると、「朝鮮学校は北朝鮮や総聯の政治的な影響下にあり不当な支配を受けている、お金が生徒たちのために使われるかどうか疑わしいから適用できない」ということになる。子どもたちの民族教育を受ける権利も一般的な学習権や教育権に関する内容もなかった。 判決内容を見たときに思い返したのは、6月21日の石川県の谷本正憲知事の暴言だ。「兵糧攻めにして北朝鮮の国民を餓死させなければならない」と言い放った。その後、知事は発言を「撤回」しているが、朝鮮への制裁について、「実効性のあるものにしなければならない」「北朝鮮の国民に影響が及ぶ可能性があるが、内部から体制が崩壊していくような状況をつくることが必要だ」と発言している。 広島での判決と、この石川県知事の暴