アメリカの元財務長官でマクロ経済学者のラリー・サマーズ氏が、高齢化社会において政府の財政出動の果たすべき役割についてPeterson Institute for International Economicsでの講演で語っている。 「大きな政府」と「小さな政府」 政府の大きさは、海外では大きな問題だ。より経済学的に言えばGDPに占める政府支出および投資の割合である。 アメリカではこの問題は政党の区分にもなっている。バイデン大統領の所属する与党民主党は伝統的に政府予算を拡大する政党であり、野党共和党は、一応は「小さな政府」を目指す政党ということになっている。(実際には筆者は、小さな政府を信じる人間はそもそも政治家にはならないと考えている。) サマーズ氏は民主党であるクリントン政権時代の財務長官であり、民主党の支持者である。だから彼はこのように言う。 経済において政府がどれくらい大きな役割を果
失敗しても、それを次に活かせるかどうかが大事だ、とよく言われる。しかし実際は、仕事ができる人とそうでない人の差は、「失敗したあと」ではなく「失敗する前」にほとんど決まっているという。 リクルートに入社し、25歳で社長、30歳で東証マザーズ上場、35歳で東証一部へ。創業以来12期連続で増収増益を達成した気鋭の起業家、株式会社じげん代表取締役社長執行役員CEO・平尾丈氏は、「起業家の思考法を身につけることで、正解がない時代に誰もが圧倒的成果を出すことができる」と語る。本稿では、平尾氏が執筆した『起業家の思考法 「別解力」で圧倒的成果を生む問題発見・解決・実践の技法』より一部を抜粋・編集して、「失敗を活かせる人、そうでない人の差」を解説する。 「いつまでも成長しない人」のメンタルの特徴 「行動しながら考える」「小さな失敗をしてから考える」というメンタリティでビジネスに臨むと、絶対に成功しない。
黒田東彦・日本銀行前総裁が退任し、植田和男新総裁が就任して約3カ月が経過した。異次元緩和の評価、現下の物価情勢の分析、新体制に望む金融政策のあり方などについて、日銀元副総裁である山口廣秀・日興リサーチセンター理事長へのインタビューを2回にわたり掲載する。前編では異次元緩和の功罪、物価情勢について語ってもらった。(構成/ダイヤモンド編集部編集委員 竹田孝洋) 2%の物価上昇を実現 できなかった異次元緩和 ――2013年から10年間続いた異次元緩和をどう評価しますか。 FRB(米連邦準備制度理事会)やECB(欧州中央銀行)のインフレ目標政策より、はるかに大胆でかつ厳格なインフレ目標政策だったと考えています。 どこが大胆かつ厳格であったのか。一つは2年という短期間で2%の物価上昇を達成するという非常に挑戦的な政策目標を設定したということです。もう一つは、それを実現するために大量の国債買入を行うと
お金持ちになる方法は、原理的にたった3つしかない。さらには、その方法はわずか1行の数式で表わすことができる。これを私は20年以上前から述べているが、ここでも最初に書いておこう。 資産形成=(収入─支出)+(資産×運用利回り) 足し算と引き算と掛け算だけでできた、小学生でもわかりそうな方程式だが、驚くべきことに、世界中のひとびとを虜(とりこ)にしてきた「お金持ちになりたい」という夢が、このたった1行に凝縮している。 お金を増やす3つのルール この方程式から、お金持ちになるには、次の3つの方法しかないことがわかる。 ① 収入を増やす。 ② 支出を減らす。 ③ 運用利回りを上げる。 このうち「収入を増やす」は人的資本、「支出を減らす」は節約の領域で、最近ではお金を使わないシンプルな生活はミニマリズムと呼ばれるようになった。 現代社会では、テクノロジーの急速な進歩によって、「楽しいこと」にお金がか
社会科学者のアーサー・C・ブルックス(59)は、幸せな男ではない。だからこそ、自分の研究分野に「幸福」を選んだのだと彼は言う。 ブルックスは31歳のとき、ホルンのソリストとしてのキャリアを捨て、公共政策学の博士課程に進んだ。現在、彼は世界で最も高名なビジネススクールのひとつであるハーバード・ビジネス・スクール(HBS)で、幸福とリーダーシップについて教えている。 ブルックスは米誌「アトランティック」のコラムニストであり、ベストセラー作家でもある。また、米共和党のシンクタンクであるアメリカン・エンタープライズ研究所の所長を11年にわたって務めた経歴を持つ。 不安やストレスの多い現代で、どうすれば「幸福な人生」を築けるのか。スペイン紙「エル・パイス」がインタビューした。 ──哲学者のジュリアン・マリアスは、幸福とは「必要な不可能」であると述べています。あなたにとっての幸福とはなんでしょうか?
出典:日経クロステック、2023年4月20日 (記事は執筆時の情報に基づいており、現在では異なる場合があります) 「うちの会社なんて大したことない」「先行きは暗い」――こうした発言を、会社員の方からよく聞きます。その都度筆者は、「いやいや、一歩立ち止まって考えてみてください」とお願いしています。 入社以来、自社のことをきちんと調べたことはありますか。就職活動時と同等以上のレベルで調べたという人は、それほど多くないと思います。自社への理解を深めると、良いところもたくさん見つかる可能性があります。 筆者が担当する年度初めの研修では、新入社員向けに大きく4つの観点でチェックを実施しています。自社理解促進を目的としたものですが、モチベーション向上やキャリア開発にもつながり、ベテランや管理職などどなたにとっても有益な内容です。 自社を分析してみよう まずは組織です。そもそも自分の会社がどんな考え方で
かつてTwitterの代替を探している人は、Twitter世界に個人的恨みがある人々に限られていた。今やTwitterを必要としているわたしたちも最悪の事態を想定している。Twitterのサ終について考えることはもはや杞憂とはいえない、というような空気感になってきている、とわたしは感じている。 Twitterに代わるサービスは存在しないし、誰にも作ることはできない。クソデカいことが何より代えがたい価値だからだ。今Twitterを必要としているわたしたちにとって「あの頃のTwitter」は求めるものではなく、Twitterと同等の機能を持っている程度ではまったく機能不足であって、クソデカさだけがなんとしても譲れない。 つまりインターネットクソデカさだ。クソデカいSNSが求められている。 分散するということ クソデカいことに価値があるということは、クソデカいことは普通ではないということをも意味
世界1200都市を訪れ、1万冊超を読破した“現代の知の巨人”、稀代の読書家として知られる出口治明APU(立命館アジア太平洋大学)学長。世界史を背骨に日本人が最も苦手とする「哲学と宗教」の全史を初めて体系的に解説した『哲学と宗教全史』が「ビジネス書大賞2020」特別賞(ビジネス教養部門)を受賞。発売3年たってもベスト&ロングセラーとなっている。 ◎宮部みゆき氏(直木賞作家)「本書を読まなくても単位を落とすことはありませんが、よりよく生きるために必要な大切なものを落とす可能性はあります」 ◎池谷裕二氏(東京大学教授・脳研究者)「初心者でも知の大都市で路頭に迷わないよう、周到にデザインされ、読者を思索の快楽へと誘う。世界でも選ばれた人にしか書けない稀有な本」 ◎なかにし礼氏(作詞家・直木賞作家)「読み終わったら、西洋と東洋の哲学と宗教の大河を怒濤とともに下ったような快い疲労感が残る。世界に初めて
40代上司を追い詰めた“ゆとりモンスター”の言動 「お恥ずかしながら、私、うつで休職してました」 バツが悪そうにこう切り出すのはササキさん(仮名)、44歳。大手メーカー勤務の係長さんです。現場のメンバーをまとめる役割を担う彼を追い詰めたのは、長時間労働でも、上司のプレッシャーでもありません。“ゆとりモンスター”です。 【証言 大手メーカー勤務のササキさん(仮名)44歳】 「海外展開の部署に異動になって出張も多かったですし、月100時間くらいは残業してましたから、かなり疲弊していたことはたしかです。でも、部下のことが一番しんどかった。 お客さんにシワシワの資料を平気で出す、注意すると幽体離脱したみたいに無表情になって聞こえないふりをする、周りが残業していても見向きもしないでとっとと帰る。自分がやりたくないことは絶対にやらない、地味な仕事は『それ、なんの意味があるんですか?』とやたらと聞いてく
日本では、「老い」に対しネガティブなイメージを抱く人が多い。高齢医療の専門家・和田秀樹さんは「70歳以降は幸せを感じながら生きる『幸齢者』と呼んではどうか。幸齢者自身には『年を取ってもできること』の価値を見つめ直してほしい」という──。(第4回/全5回) ※本稿は、和田秀樹『幸齢者』(プレジデント社)の一部を再編集したものです。 「幸齢者」を目指した賢明な生き方 人間、70代にもなれば、以前ならできていたことが次第にできなくなっていきます。そのことを思い知らされるような体験をすると、つい腹立たしくなったり、悲しい気持ちになったりする。当然のことかもしれません。 とはいえじつは、70代でもかなりのことがまだできるのです。 ですから「できないこと」はもはやできなくなったのだ、と受け入れつつ、まだ残っている「できること」、つまり残存機能を今後も維持したり、いまの自分に何ができるのかについて、じっ
リリース、障害情報などのサービスのお知らせ
最新の人気エントリーの配信
j次のブックマーク
k前のブックマーク
lあとで読む
eコメント一覧を開く
oページを開く