「叱る」ことが難しい時代になりました。昭和期、日本企業と日本人社員が大きく成長発展を遂げてきたその要素の一つでもあったこの部下指導法は、近年では、どちらかといえば、避けるべき指導法になっているのが現実でしょう。 それでも、「叱る」必要がある場合もあるはずです。そのときに、上司には何が必要なのか。そして、そうした育成の結果、成長した素晴らしい人材がさらに経営を担っていくには、どのような考え方が必要なのか。大きなヒントを与えてくれる稲盛氏の講話をご紹介しましょう。 ※本記事は、稲盛和夫[述]・稲盛ライブラリー[編]『誰にも負けない努力 仕事を伸ばすリーダーシップ』(PHP文庫)収録内容<2008年1月・京セラ社内報『敬天愛人』巻頭言の一部>と<1993年1月13日京セラ経営方針発表会での講話の一部>を抜粋・編集したものです。 社員を指導し、叱るうえで、上司には何が必要なのか人材育成にあたって、

