ビジュアルノベルというジャンルが定着して既に20年以上経つ。元々アドベンチャーゲームはかなり広義な意味を持つが、文章をメインとして画面効果やサウンドなどを組み合わせることで安価で開発できるジャンルとして大きく発展してきた。しかし、10年前ごろには肥大化する文章量に比例する開発費の問題を解決できず幾多のメーカーが産まれは消えていった。だが、筆者が好きなジャンルの一つがADVでもあり、過去にも紹介した「Symphonic Rain」や「Life is Strange」は未だに自分の中で感情を整理できないほど、心に残っている作品でもある。 そして話はいきなり飛ぶが、2018年5月の話になる。京都にて「Bitsummit」というイベントが開催されていた。国内外のメジャーインディーズ作品の展示会で先月で6回目の開催であった。筆者は4回目以降から個人的に来訪しており、毎年大きくなっていくのブースを見る