届いたばかりのキッコーマンのしょうゆを手にするシェフ。インド・ムンバイのレストランで(2021年7月16日撮影)。(c)Indranil MUKHERJEE / AFP 【9月5日 AFP】しょうゆを少し加えれば、どんな料理も、デザートさえもずっとおいしくなる。日本の食品大手キッコーマン(Kikkoman)のこの野心的な宣伝文句の狙いは、インドの人々にカレーからスイーツまで、ありとあらゆる料理にしょうゆを使ってもらうことにある。 キッコーマンは今年、インド市場に本格的に参入した。13億人のインド国民に東アジアで広く使われている調味料のしょうゆをバターチキンやサモサに使ってもらうようにするのは容易ではないが、同社が1960年代に米市場に参入した時ほど苦労することはないだろう。 キッコーマン・インディア(Kikkoman India)の代表、小里博栄(Harry Hakuei Kosato)氏