街なかにある自動販売機で気候変動対策の一翼を担おうという取り組みが始まることになりました。大手飲料メーカーが空気中の二酸化炭素を吸収する機能を備えた自販機を新たに開発しました。 この自販機は、カルシウムなどを使った二酸化炭素の吸収材を機器の中に埋め込み、半径1メートル程度の外気を取り込む機能を備えています。 商品を補充する際に定期的に交換することで1台当たりの年間の二酸化炭素の吸収量は最大でスギの木およそ20本分に相当するということです。 開発した飲料メーカーでは、来月から実証実験に入り、来年から全国で本格展開する計画です。 さらに、吸収した二酸化炭素をコンクリートや肥料の原料に使うことができる可能性があるとみて、企業や自治体向けの活用方法も検討しています。 メーカー各社の間では、自販機の省エネ化などの取り組みが広がっていますが、会社によりますと、自販機に二酸化炭素を直接吸収する機能を持た