モバイルWiMAXの特許プールの構築に向けた動きが具体化し始めた。フランスAlcatel-Lucent,米Cisco Systems,米Clearwire,米Intel,韓国Samsung Electronics,米Sprint Nextelがボードメンバーとなって「Open Patent Alliance(OPA)」を発足させた。さらに,6~9社がボードメンバーとして参加を予定する。 特許プールは,特許のライセンス手法として一般的なものである。しかし,携帯電話では,そういう状況にはなっていない。W-CDMA規格の特許ライセンスを管理する英3G Licensingが存在するが,有力特許が集まっている状況ではなく,現実には相対契約が中心となっている。この結果,有力特許を持たないメーカーは,莫大なライセンス料の支払いを余儀なくされてきた。 モバイルWiMAXといった次世代の無線通信システムは,
「都市部で高いスループットが出るのはウィルコムのWiMAXだけですよ」。先日、雑談中に耳にしたある通信事業者幹部の言葉に驚いた。驚いた理由は2つある。1つは、次世代の高速無線通信方式として競合となるモバイルWiMAXが、宣伝されているほど都市部ではスループットが出ないだろうと指摘したこと。もう1つは、“ウィルコムの次世代PHS”ではなく“ウィルコムのWiMAX”という言葉を使ったことだ。 “ウィルコムのWiMAX”という言い方は、いろいろな意味で示唆に富む。以下、それを説明することで次世代高速無線通信の行方を占う材料になればと思う。 WiMAXも次世代PHSもLTEも物理層は同じ モバイルWiMAX(以降は単にWiMAXと書く)と次世代PHS、それにW-CDMAの後継となるLTE(Long Term Evolution)は、互いに非常に似通った技術だ。いずれも物理層に「OFDMA」(Ort
総務省は2008年4月11日,「地域WiMAX」の無線局(WiMAX基地局)免許を申請した事業者を発表した。申請したのは全40社で,東北インテリジェント通信以外はすべてCATV事業者となった。事業者名は総務省のWebサイトで公表されている。 総務省は3月3日から4月7日まで第1回目の免許申請を受け付けていた。 WiMAXは高速無線通信技術。地域WiMAXは,WiMAX技術を「固定系地域バンド」と呼ばれる2.5GHz帯の10MHz幅で地域ごとに利用するもので,世界的に見ても初となる試み。現時点では10MHz幅で最大数Mビット/秒の実効速度を期待できる。 地域WiMAXはモバイル・インターネットのほか,デジタル・デバイド解消や地方自治体向けの公共サービスといった用途での利用を想定する。事業者は既に敷設しているバックボーン・ネットワークにWiMAX基地局などをつなげ,サービスを提供する予定。モバ
印刷する メールで送る テキスト HTML 電子書籍 PDF ダウンロード テキスト 電子書籍 PDF クリップした記事をMyページから読むことができます 近年、Wi-Fiのロゴ、シールを家電量販店などで目にすることが増えています。正式にはWireless Fidelityの略であり、無線LANの標準規格であるIEEE 802.11製品のうち、相互接続性を保証するための認定を受けた製品が表示することを許されています。認定はIEEE 802.11に関する業界団体のWi-Fi Allianceが行います。近年では、パソコン関連製品から、携帯型ゲーム機や携帯電話などにも搭載が進んでおり、使い勝手の改善に大きく貢献しています。 また、類似の言葉としてIT系ウェブサイトや新聞紙上で、「WiMAX」と呼ばれる無線通信技術に関する話題を目にすることが増えました。こちらは、現在、標準化活動が佳境にある、よ
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