新型コロナウイルスの治療薬として効果が期待される「アビガン」について、茂木外務大臣は、日本からの無償供与を希望する国が70か国以上にのぼり、このうちオランダやフィリピンなど38か国に近く供与が行われる見通しだと発表しました。 これについて、茂木外務大臣は記者会見で、これまでに70か国以上からアビガンの提供を求める要請を受け、このうちオランダやフィリピンやマレーシアなど38か国については、国際機関を通じて、近く供与が行われる見通しだと発表しました。 茂木大臣は「海外で行われた臨床のデータは、日本にも提供してもらうことになっている。感染症の沈静化に向けて治療薬の開発は極めて重要であり、開発における官民の取り組みの強化と国際協力を一層進めていきたい」と述べました。