22日、総務省で「携帯端末向けマルチメディア放送サービス等の在り方に関する懇談会」第12回会合が開催された。 第9回~第11回まで、3回連続で非公開となった同会合だが、今回、約2カ月ぶりに傍聴できる形で開催された。今回の会合で配布された資料は、「論点整理(案)」として、多くの部分で方針が固まったことが明らかとなっている。一方、会合後半には、技術方式を統一するかどうか、という方針が定まっていない点について構成員の間で議論が進められた。 ■ これまでの経緯 地上デジタルテレビ放送がスタートし、現行の地上アナログテレビ放送は2011年に停波することになっている。これによりアナログテレビが使っている帯域(VHF帯:90~108MHzと170~222MHz、UHF帯:710~770MHz)が空くことになった。昨年6月には、情報通信審議会が「携帯機器向けのマルチメディア放送や、ITS(自動車向け情報技