今、ゆえあって昔塾で作ったテキストをがさ入れしていたら、『ローティーンのための代数入門』というテキストが出てきた。1985年ものである。 何年生向けであるかはわからないが、中学生向けであることは確かだ。で、序文を読んだら、「まじかよ」、みたいに思ったので、せっかくだから掲載しておこう。我がことながら、『数学でつまずくのはなぜか』 - hiroyukikojimaの日記と同一人物とは思えない。 きが・まえ ローティーンの頃、僕には世界が全くといっていいほど見えていなかった。不親切で雑然としていてグロテスクでとても恐かった。 コーラのカンやグラビアの切れ端が散らばる街にはグニョグニョした不気味な生物が徘徊していて、不快でいつもいらだっていた。そんな時、僕はスーガクに出会った。なぜか僕はスーガクと友だちになれた。特にダイスウは美しいと思った。毎日、シュウゴウやセイスウと語り合った。スーガクの励ま