かつて警備を担当した居酒屋に忍び込み、売上金など約21万円を盗んだとして、京都府警中京署は26日夜、大手警備会社「セコム」社員・黒河亮介容疑者(31)(京都市左京区静市野中町)を窃盗容疑などで緊急逮捕した。 店内には床から約50センチの位置に複数の赤外線センサーがあり、黒河容疑者は作動しないよう約5メートルはってレジまで進んだが、店側が独自に設置している防犯カメラに顔が映っていて、発覚した。 発表などでは、黒河容疑者は26日午前3~4時頃、京都市中京区の居酒屋のドアをバールで壊して侵入し、レジ内の現金を盗んだ疑い。 防犯カメラに映った犯人がセンサーをくぐるようにしていたため、同署が「関係者ではないか」とセコムに尋ね、黒河容疑者が浮上。黒河容疑者は同日夜、上司に付き添われて出頭した。「生活費に困ってやった」と供述しているという。 セコム本社(東京)によると、黒河容疑者は同社近畿本部(京都市)