一軍復帰に向けて調整を続けている斎藤佑樹 珍しく、彼はセンテンスの中で同じフレーズを2度、繰り返した。 「球速を見られてしまうとどうしても難しいんで、120キロ台の真っすぐでも打ち取れましたし、球速を見られてしまうと難しいんで......」 球速を見られてしまうと難しい――このフレーズに、今の斎藤佑樹の葛藤が象徴されているような気がした。 2013年7月7日。 右肩痛からの復帰に向けて、斎藤が3度目の実戦マウンドに上がった。織姫と彦星もうんざりするような暑さの中で行なわれた、千葉県鎌ヶ谷市のファイターズ・スタジアムでの、ファイターズとタイガースのファーム交流戦。斎藤は2番手として3回から登板した。 3イニングスを投げて、被安打1。その1本がホームランとなり、失点1。 悪くない内容ではあったが、見るものにはストレートのスピードが物足りなく映ったのだろう。打者10人に投じた21球のうち、ストレ
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