大阪市内のゲームセンターでクレーンゲーム機を景品が取れないように設定し客から料金をだまし取ったとして、大阪府警保安課は23日、詐欺の疑いで、ゲームセンター運営会社「アミューズメントトラスト」(同市浪速区)社長の大平剛史容疑者(33)と社員ら計6人を逮捕した。 保安課は23日、同市中央区や京都市中京区のゲームセンターなど数カ所を家宅捜索した。 逮捕容疑は今月上旬、大阪市中央区道頓堀1丁目と同市浪速区難波中2丁目のゲームセンターで、クレーンのような装置を操作して景品をつかみ取るゲーム機の設定を店員が変更し、景品が取れないようにした上で、20代の女性客計4人に「絶対に取れる」とうそを言って約47万円をだまし取った疑い。 保安課によると、8月以降、「景品が取れない」と約20件の被害相談があった。被害額が10万円以上の人が多く「60万円以上使った」と話している人もいるという。