5日午後10時ごろ、長野県阿智村の中央自動車道上り線で、無職・永山たえ子さん(66)が乗用車にはねられ、骨盤骨折などの重傷を負った。 親族などによると、永山さんは栃木・真岡市内に住む妹らと同居するために、大阪からの引っ越しの途中だった。休憩をしようと阿智パーキングエリア(PA)に立ち寄った際、飼っていたコリー犬の「モモコ」(雌、11歳)が車中から逃げ出したという。永山さんは走って追い掛けるうちに、PAの出口から本線へ出てしまい、合流地点から100メートルの場所で車にはねられた。永山さんの前方を走っていたモモコは別の車にひかれて死んだ。 永山さんは夫婦そろって大の犬好き。以前は6匹のコリー犬を飼っていた。5匹は既に死んでおり、モモコが最後の1匹だった。親族によると「子供がいなかったので、本当に飼い犬をかわいがっていました。病気になると、夜中でも遠くの病院まで連れて行ったりしていました」。