今、温さんがいらっしゃってますが、個人的にいまひとつ関心がわかないので、マイペースでドキュメンタリウォッチングを続けます。 さて、毎度褒めてばかりいるとそのうち本当に回し者とのレッテルを貼られそうだが、4月7日に放送された、炭鉱労働者に関するBSドキュメンタリーも素晴らしい内容だった。よくぞここまで突っ込んだ取材が出来たものだと心底感心する。 取材班が入っていったのは、内陸部陝西省の二つの村にある独立採算制の零細炭鉱(いわゆる「郷鎮炭鉱」)である。そのうちの一つは安全性の面で問題が大きいため政府により操業停止を命じられ、メンテナンスを行いながら操業再開を期しているが、仕事にあぶれた炭鉱労働者たちが焦りを隠せないでいる。 中国の炭鉱が爆発や落盤事故などで毎年多くの犠牲者を出している、非常に危険な職場であることは日本でもよく知られているが、これらの炭鉱事故はほとんどがこういった農村部に位置する