単純なファイル単位での暗号化も便利ではあるものの、大量のファイルを保護する必要がある場合などには、ファイルシステム全体やディスク全体をまるごと暗号化してしまう方がより便利なこともある。またファイルの中身の保護に留まらず、秘密を探り出そうとする目から機密情報の存在自体を完全に隠すことが必要になることもあるかもしれない。そのような場合にシステムのセキュリティを高めるための方法をいくつか紹介しよう。 暗号化のために専用のパーティションや専用のディスクを使用して良いのなら、保護するファイルすべてを暗号化/復号するのにパスフレーズやキーがたった一つで済む。しかもソリューションによっては、スワップパーティションやルートパーティションの暗号化までできるものもある。ただし専用パーティション/ディスク全体を暗号化することの難点としては、性能が落ちる可能性があること(残念なことではあるが、セキュリティを重視す
![ファイルシステムごと暗号化する方法 | OSDN Magazine](https://cdn-ak-scissors.b.st-hatena.com/image/square/4196864a37518a8c4219cc80d90c0a0b1a82a491/height=288;version=1;width=512/https%3A%2F%2Fmag.osdn.jp%2Fimages%2Fmag%2Fmagazine-200x200.png)