ブックマーク / delete-all.hatenablog.com (15)

  • 妻とキャバクラにいきました。 - Everything You’ve Ever Dreamed

    とキャバクラに行った。なぜそのようなことになったのかというと、学費を稼ぐためにキャバクラで必死に働いている女の子を支援したい、そんな僕のピュアな気持ち、義侠心が溢れ出てしまったからだ。溢れかたがマズかった。午後七時の閑散としたオフィス、人目も憚らずデルのパソコンを寺社に見立て「キャバクラに行きたい。キャバクラでやりのこしたことがある…」と声を出し祈念する僕の後ろには今月から同じ会社で働く同僚。不審感を隠さないを誤魔化すため、「若い世代を支えるのは僕たち大人の務めだ」「義務だ」「絆だ」「僕は今年は支援していないから地獄に墜ちる」という調子で習性で営業トークを連発しているうちに、のなかでキャバクラへの興味が勃興してしまい、遂に同伴することになった次第である。悲しいけど俺営業なのよね。「出陣じゃー」と意気揚々なの後ろについていく僕の足の重いこと重いこと。 先月の三度にわたるキャバ

    妻とキャバクラにいきました。 - Everything You’ve Ever Dreamed
  • 勝手に死にやがれ - Everything You’ve Ever Dreamed

    大学時代の知り合いが死んだ。自ら命を…らしい。冷たい言い方になるが、死にたい奴は死んでしまえばいいと俺は思う。皆、お前に同情しているように見えるかもしれないが、いい大人の俺たちはポーズをとってお互いの顔色とスタンスを伺うことだけはうまくなっていて、今だってお騒がせで馬鹿なお前とどう対峙すれば楽か考えているだけだ。皆明日になったらお前のことなんて忘れて保育園に子供預けて仕事して普通に生活するよ。だからお前も俺らのことなんて忘れて勝手に死にやがれ。 何に絶望した?自分の未来か、思うようにならない現実に対してか?絶望するほど希望が溢れているように見えたか?お前の周りのものは。世の中は、人生はクソゲーだって言ったよな。クソに絶望して死んだお前はクソ以下だ。自ら死んだってだけで、お前との記憶が「なんだかいいフィルター」を透かして見えてしまう。自分だけを殺したと思っていないよな。こうやって俺の記憶も壊

    勝手に死にやがれ - Everything You’ve Ever Dreamed
    stanic
    stanic 2012/04/17
    20代半ばで自殺した友人に対し、最初は悼み、止められなかった自分を悔い、5年もすると勝手に死んだことにだんだん腹立ってきて、最近はまた寂しいなーとか思ってる。カートに対しても似た感じ。
  • このエントリが3000ブクマいったら嫁さんのけしからんオッパイをアップします。 - Everything You’ve Ever Dreamed

    stanic
    stanic 2011/09/02
    しょうがないにゃあ・・・
  • 延命するか?と祖父に訊いた。 - Everything you've ever Dreamed

    三つ子の魂百までというが小学生のころ僕のまわりで噂されていた「死んだ人間は火葬されるときにショックで棺桶のなかで生き返るが気付かれずに焼かれてしまう」という話は、当時近所に住んでいた背の高い女の子が突然病気で亡くなってしまった事実によって補強・増幅され、考察や検証もされずに僕のなかでほとんど恐怖そのもののようになっている。自分の声が届かない、意思が届かない、暗黒の恐怖だ。今日、祖父に延命措置をとるかどうか訊いたとき、そんな恐怖に関する古いエピソードを思い出した。 祖父は年末に体調を崩して入院していたのだけれど、今日は点滴が外れ、ものがべられるほどに回復した。とはいえ心不全と肝不全を起こしている明治生まれの祖父の身体が過酷な手術に耐えられるわけもなく僕や親族はこのままゆっくりと弱っていく様子をみていくしかない。それが突きつけられている現実だ。ものがべられるようになった勢いそのままに僕を相

    延命するか?と祖父に訊いた。 - Everything you've ever Dreamed
  • 昨日、上司にキレた。 - Everything You’ve Ever Dreamed

    わりとクソな会社で働いているなかで、唯一やりがいのある仕事だと感じている仕事、胸を張れる仕事がお年寄りや障害をもつ方に事を提供するビジネスで、あまり利益をもたらすビジネスではないせいか、忌々しい部長は、「あんな陰気な商売」「たいして儲からない」と、ことあるごとに文句をいっているのだけど、昨日、営業で同行した、とある施設で、お年寄り向けにべやすく加工調理した品を施設側の人に試してもらう際に「こんなゲロみたいなもの、俺はべられない」と言い放ったのには、気で頭にきた。 それほど大きな声ではなかったが狭い部屋で試していたのでその場に居合わせた人の耳には届いたはずだ。相手の人も、聞こえないふりをしてくれたけれど、明らかに、一瞬目を見開いていた。部長は問題のある人間だとは思っていたけれど、それは幼稚っぽさからくるもので根っこの部分は腐っていない人間だと僕はどこかで信じていたので、今回の裏

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  • 私の異常なお見合い・乱離篇  または私は如何にしてお見合い相手の陰毛の謎をあばき借金を申し込むようになったか - Everything You’ve Ever Dreamed

    かねがね金がねえ。というのも蒸し暑い日の夏に備えて敷いたスノコのせいで、経済的に追い詰められているからだ。連休前、僕はスノコの上で仰向けになりセカチューを読んでいた。3ページで寝た。朝、目が覚めると割れていた。臀部のポケットにいれていた各種カードが無惨に割れていた。銀行通帳の遭難に気がついたのは、セキュリティーを考慮し、カードをシュレッダーで裁断したあとであった。 各種カードが復活するまで財布に残された現金と各種ポイントでやり繰りしよう、なあに銀行通帳が見つかるまでの辛抱だ、なんて気楽に考えていたのだが、新聞・ダスキン・牛乳・NHKの集金人が連続して襲ってきたり、やんごとなき理由で知らない人の愛人つまり他人に焼肉をご馳走するハメになったりして、あっという間に金は底をついた。通帳はまだみつかっていない。今日のお昼は松屋の牛丼(小)。アイムハングリー。 自尊心が邪魔をして経済的援助を要請でき

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  • 草なぎ剛を忘れない- Everything You’ve Ever Dreamed

    ねえ、剛。あのころの私たちは何もわからないまま毎晩馬鹿騒ぎしていたよね。夜が明けたら約束された明日と笑っていいともの収録が来るって、根拠もないのにずっと信じていたんだ。まさかマッパの剛が毛布にくるまれて警察に連行されるなんてあのときは思いもせずに。 ねえ剛。夜の公園でチンコ出すの、気持ちいいよね。先っちょを春の雰囲気を残した夜風が通り抜けていく感覚、森君とミュージカル「聖闘士星矢」出演の記憶と一緒にいつまでも忘れないでいて。警察官に裸でなにが悪いって凄んでも、奴らにはチンコの先っちょを衆目に晒す快感なんて一生わからないよ。だから私たちの楽園は汚されずにいるんだ。ついでに森脇さんのこと、時々思い出してあげて。 ねえ剛。稲垣君が捕まったときの君のコメントを覚えている?あのとき、黒人大統領の演説なんかよりもずっといい言葉だって素直に思ったんだ。「いいひと」の剛が陰で「稲垣君はさー菅野美穂ちゃんが

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  • 天空の城キャバクラ「父さん、アフターは本当にあったんだ!」 - Everything You’ve Ever Dreamed

    「鬼は外、福は内」と一心不乱に念じながら豆を撒けば運気も上がるのではないか、そう考えた僕が節分の夜に帰宅するや否や、休みの日に買ってちゃぶ台の上に置いておいた「豆」を手に取ってみると、「豆」であるはずのものがなぜか「タマゴボーロ」。間違えた。スーパーまで歩いていくときに飲んだカップ酒。あれが原因。すべてカップ酒のせい。切れかかり、チカチカと点滅する蛍光灯を仰ぎ、「天は我を見放した」と古い北大路欣也の物真似をしたあとで、まあやらないよりはやったほうがいいだろうと、タマゴボーロを豆と見立て、僕は「鬼は外、福は内」と隣人に聞こえないように囁きながら、タマゴボーロを撒いた。二・三粒撒いたところで、タマゴボーロをべ始めると、懐かしい味が口いっぱいに拡がって、懐かしいなあ、懐かしいなあ、と言いながらべるのをやめられなくなり、気がつくと右手に残るは空の袋。 中途半端な節分ナイトを送ったのが仇となった

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  • ミレニアム・モラトリアム・ウィズ・オッパイ - Everything You’ve Ever Dreamed

    友人の部屋でこれを書いている。今は日曜の朝だ。僕はこの、初めて訪れた新百合ヶ丘の部屋で、僕の二十世紀末を再生した。違う。自分にしかわからないクロニクルを語るときは正確に記述するんだ。スポーツマンが、ソテーから慎重な手つきで脂肪を切り離すように、曖昧さは排除しなければならない。言葉よ、贅肉を削ぎ落として正しいフォームを獲得しろ。雑主義を否定しろ。必要なのは正確さ、そしてピュアネス。違うかい?僕は訊ねる。闇は答えない。友人も答えない。僕も、答えを求めていない。僕はこの部屋を知っている。友人の部屋は僕の部屋と同じにおいがした。前世紀の終わり、僕は、この部屋にいた。 2000年の初夏、多くのロックスターが黄泉へダイブした年齢に並んだ僕は、突発性の熱病に冒されたように誰にも相談することなく会社を辞めた。金曜の夜。中華料理屋のカウンター席。飛び交うチャイニーズ怒号。乱雑に扱われがちゃがちゃと悲鳴をあ

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  • お兄ちゃんのお見合い - Everything You’ve Ever Dreamed

    お久しぶりです。フミコ・新垣栗山ゆま蛯原クリステル璃子です。お正月休みに、お兄ちゃんの行く末を心配したお母さんが、お兄ちゃんにお見合いを薦めてきました。お相手は知り合いの娘さんです。24歳のOLさん。お相手の趣味がコスプレと聞いた途端にお兄ちゃん、「コスプレが趣味なんてブスに決まってる。埼玉県出身?あーもう全然話にならない!俺は自分を安売りしねーぞ」なんて根拠のない戯言を台所の蛇口に向かって大声で言ってました(趣味コスプレの人ごめんなさい!)。誰も聞いていないのに、お兄ちゃん、また重圧に負けちゃったみたいです。初対面の人と会うときはお酒の力を借りないと話をすることはおろか、目も合わせられない駄目なお兄ちゃん。そんなお兄ちゃんが素面で若い女の人と会うなんて無理なことはお母さんもよくわかっているはずなのですが…。 お兄ちゃん、当はすごく興味があるくせに恐いから、面倒くさい、忙しい、それどころ

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  • カレギュウはわかってないって彼女は言った - Everything You’ve Ever Dreamed

    「容疑者Xの献身」でガリレオ=福山雅治の「天才なんて言葉はあまり口にしたくない」という台詞に陽気なSEXへの関心しかないボンクラ=僕は膝を打った。そうだ。天才なんてそうそういるものじゃない。日で天才といえるのは織田信長を初め数名くらい。条件を修正して天才に言えなくもない人物にすると、そのリストに並ぶ顔ぶれはぐんとバラエティーに富む。それでも僕が物心ついてから現在までにそこに名を連ねたのは絶頂に達するとホラ貝笛を吹いた女優くらいしか思い当たらない。「気持ちよかったら1回、すごい気持ちよかったら2回、最高に気持ちよかったら3回吹いてください」プー!プー!黒木香…あなたは腋毛の女王でございますよ…。あの素晴らしき、ラ・ベル・ガマルーシュ…。 天才という言葉はその対象となる人物が費やした時間、努力、エトセトラを蔑ろにしている危険を孕んでいるので慎重に使いたいと思っているけれど、天才という言葉の利

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  • 透けブラ少女は空を翔る - Everything You’ve Ever Dreamed

    事故を告げる電光掲示板。僕はホームから夜空を眺めた。人身。遅延。予め組み込まれた橙色の文字列が素知らぬ顔で左から右へと秋風のなかをすり抜けていく。左から右へ。橙色のドット。駅員に詰問する会社員風の男。弁明する腕章を巻いた駅員。喧騒。ヘッドフォンをして気長に電車の到来を待つことにした僕に、女性が「なにがあったんですか」と尋ねてきた。僕は電光掲示板に映しだされた文字をそのまま声にして繰り返した。音のないヘッドフォンを介した僕の声はやけに無機質で遠く、あの掲示板の親戚みたいだった。ヘッドフォンの音量を上げる。プライマル・スクリームの「ロックス」が僕に飛び込んできた。 「ロックス」が収録されていたアルバムは出来損ないのストーンズみたいだった。カート・コバーンがショットガンで頭をぶち抜いたあの年の秋、大学生だった僕はダメストーンズをCDウォークマンに入れてヘビーローテーションしていた。あの日も何かの

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  • 駄菓子屋ガール・ロックンロール - Everything You’ve Ever Dreamed

    地元にある駄菓子屋は婆さん一人で切り盛りしてるような小さい店でお世辞にも綺麗とはいえない。もう25年も前の話になるのだけれど、婆さんの駄菓子屋の店頭にはカラフルな飴玉がつまった瓶、駄菓子、水風船、零戦ヒコーキが溢れ、毎日のようにボンクラ小学生が取り囲んでいた。僕もそのうちの一人で「うまい棒」や「よっちゃんイカ」や「ベビースター」を毎日のように買っていた。そこは僕らの宝島だった。 ガンプラが流行ったとき、プラモ屋が「ド・ダイYS」とザクの「武器セット」を抱き合わせにするような阿漕な商売をして、「あそこではもうプラモ買わねー」「エンガチョ」「店の前に犬のウンコ置いちゃおうぜ」「立ちションしよーぜ」と百円玉3枚を握り締めたボンクラ小学生の失望と顰蹙と怒りの標的になったけれど、婆さんはそんな商売っ気を微塵も見せることなくガンプラが入荷するや否や「シャーガンダムあるよ〜」と僕らに声を掛けてひとつずつ

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  • 僕らは毎日チェリオを飲んでいた - Everything You’ve Ever Dreamed

    商談はうまくいかなかった。不発弾を抱えたような心持ちで地下街から出ると霧雨が街を覆っていた。むししとした湿気から逃げ、飛び込んだ先はゲームセンターだった。ネクタイを緩め、空調の効いた空気を襟元に入れながら周りを見渡した僕は久しぶりに訪れた「ゲーセン」の様変わりに驚いた。二人組の女の子やカップルがいるなんて。 僕と西ヤン。僕らは悪友だ。「悪友」の上に「ワル」と格好のいいルビを戴冠させたいけれど、どう贔屓目にみても僕らはただのボンクラだった。正義感と想像力だけが暴発していた。「10年後の1999年に世界は滅びるというのに何で皆は平気な顔をしていられるんだ!」という壮大かつバカな熱意だけで「二酸化炭素友の会」を結成し、授業をサボって校舎裏の樹木にハーハー息を吹き掛けているところを発見され体育教官室に羽交い締めでひきずりこまれたりしていた。意味のわからないままに聴いていたフランク・ザッパの音楽が僕

    僕らは毎日チェリオを飲んでいた - Everything You’ve Ever Dreamed
  • 有料エロ・チャンネルで心の隙間を埋めたいの - Everything You’ve Ever Dreamed

    出張に行った。仕事を終えてチェックインした部屋は特徴がないのが特徴というくらいの代物で、僅かに僕のなかに残っていた旅行気分を払拭するには十分なつくりだった。労働環境を支える、凝り性な総務のいい仕事。舌打ち。近くの蕎麦屋でざるそばをべながらビールと焼酎を飲んでいたせいか、どうしても温泉に入る気にならず部屋に備え付けのシャワーを浴び、ベッドの上で横になった。それから唯一の娯楽設備であるテレビのリモコンを手に取り電源を入れた。 ニュースとスポーツをひと通り見てしまうと、いよいよやることがなくなってしまった。リモコンに目をやる。赤いボタンが目に付いた。3個あるボタンの上には「有料」の文字。有料だから映るわけないとなかば諦めつつ、とりあえず押してみた。極小の黒ビキニを着たお姉さんが5人、大きな乳房を揺らしながら踊っていた。右上に小さく「お試しタイム」の表示。 お姉さんたちは全身がローションでテカテ

    有料エロ・チャンネルで心の隙間を埋めたいの - Everything You’ve Ever Dreamed
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