という本を読んだ。 梅田望夫・平野啓一郎の対談本であるが、どうにもこの二人の齟齬、というか、乖離というかが、社会人的常識のオブラートに包まれているかのようで、やや奇妙な感じがした。 平野啓一郎さんという人の本は読んだことが無い、が、僕が人文学系にあまり興味が無いせいか(それどころか、社会学や経済学などは、学問だとあまり思っていないせいか)、本人が前書きで書いているような「ペダンチシズム」が散見されたのには辟易した(いやもちろん、これは僕の無知を著者に転化しているだけなのかもしれないけれども)。 本が全てネットに移行するか?というのは、「青空文庫」掲載日の前後の売れ行きデータを比較してみれば分かる、というか、形が見えてくるのではないだろうか、と思った。実際に今やってみようとは思わないが、出版社にパイプのあるであろう著者ならできるのでは。 僕の仮説としては、むしろ売り上げは増えるのではないだろ