bookに関するstarbowのブックマーク (38)

  • 「四角形の歴史」/88010 - R&D: りょうえんダイアリー

    以前、安斎利洋さんの薦めで、四角形の歴史というを読んだ。表紙やハードカバーからくる重厚さ、かっちり感とは逆に、中身は絵ですぐ読める。 人間の世界には四角形があふれているが、自然界には殆ど無い。いやそもそも、直線の存在は人は何から想起したのだろうか、という事に想いを馳せさせてくれるような絵。 我々は「風景」という言葉を自然に使うが、風景が意識されたのは、世界を四角くキャンパスに区切り始めた後、キャンパスの“余白”を埋めるためだった。のかもしれない。という話がとても面白かった。 最初の「余白」に「窓」という話があったが、回転体と直方体は、そういえば相性がよかったなあ、と思った。考えさせてくれるような「大人の絵」だ。

  • 東大のこと、教えます/92865 - R&D: りょうえんダイアリー

    東大のこと、教えます というを読んだ。 東京大学の総長、小宮山さんの東大ほどの大きな構造の中に居ると、中に居ても知らないことは無限に近くあるわけで、総長視点の「東大」というものが見えて面白かった。 書で書かれていた「一般的に信じられているが『嘘』であること」について箇条書き。 ・欧米と比べ、日の大学は卒業が楽だと言われているが... 入学者に対する卒業者の割合は、アメリカではハーバードで98%、ブリンストンで97%、イェールで96%、スタンフォードとMITは94%。イギリスではケンブリッジ大で99%、オックスフォードで98%。それに対して、東京大学ではここ20年間の平均で95%と、欧米のトップ大学より卒業が難しい。また、留年して東大を卒業していくのは全体の25%。 また、イギリス全体の平均では86%。アメリカの州立大学であるカリフォルニア大学バークレー校で87%。テキサス大学オー

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  • 生物と無生物のあいだ - R&D: りょうえんダイアリー

    生物と無生物のあいだ(福岡伸一) というを読んだ。 科学の手法。日アメリカの研究者の生活。研究という競争の熾烈さ。 そして、生命の秩序美が編み込まれた一冊であった。 非常に面白く、興味深く、感動的ですらあった。 このを読むと ・科学の手法とはどのようなものか?どういうロジックが「科学的か」 ・科学者の歴史という「作られたお話」と「事実」の齟齬 ・生物とは何か ・「大きさ」と「ながれ」と「かたち」の生命への寄与 などについて、一筋の光が見えよう。 さて、「生命とは何か?」(What Is Life?: The Physical Aspect of the Living Cell With Mind and Matter & Autobiographical Sketches)というを著したのは1944年、「シュレディンガーの」などで有名なかの理論物理学者シュレディンガーであるが、

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  • 坂の上の雲/128155 - R&D: りょうえんダイアリー

    坂の上の雲 1〜8読了。 明治政府樹立後から日露戦争終戦までを 秋山好古、秋山真之を軸に、正岡子規のスパイスを加え描ききった、非常に面白いであった。 そのまことに小さな国の明治という開花期が、ために 「楽天家たちは、そのような時代人としての体質で、前をのみ見つめながらあるく。のぼってゆく坂の上の青い天にもし一朶(いちだ)の白い雲がかがやいているとすれば、それのみをみつめて坂をのぼってゆくであろう。」 と、司馬遼太郎は書くがしかし、 平成に生きる我々はまさに、坂の上の雲中にか霧中にか、入りこんでしまった。 富士の山は確かに高く、その峰は美しい。 その道中にあっては上のみを目指していればよかったが、頂上の雲中に至って、次はどこへ向かえば良いのであろうか?

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  • コズモグラフィー(1)/130583 - R&D: りょうえんダイアリー

    COSMOGRAPHYは、ジオデシック・ドームやテンセグリティの命名で有名な、バックミンスター・フラーの最後のである。 なお、C60ことフラーレンは「フラー」にちなむ。 非常に独創的かつ「頭の良い」人だったのだろうなあ、と思うのだが、原文のせいなのか、訳のせいなのか、文章が入り組んでおり読むのに苦労する。はっきり言って大学の授業よりも頭を使う(苦笑) なのにまだ、読むのを投げないのは、きっと心のどこかで僕が、こういった「幾何学」が好きだからかもしれない。 新知識を知った先から「教える」事こそが最強の勉強法である。なので、ここで自分なりにコズモグラフィーをまとめつつ、読んでいきたい。 今回の中心概念は、「シナジェティクス」。フラーはその題のも出していて、それはここ http://www.rwgrayprojects.com/synergetics/toc/toc.html で読める(英語

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  • バックミンスター・フラーの世界/132171 - R&D: りょうえんダイアリー

    というを読んだ。 読み進めている最中の「COSMOGRAPHY コズモグラフィー」がなんとも難しすぎて、その前にフラーの業績全体を俯瞰したいなと思って読んだ。 フラーの生涯がその思想と作品を軸に、時系列に沿ってまとめられているのだが、 哲学者・宗教家としてのフラーは「ほんとうの」神を信じ、宇宙が人間を産みだしたのは、何か人間が成すべき役割が与えられているからであると考えた。曰く、「宇宙が人間を産みだすのにかかった時間とエネルギーに見合う価値を、人間は提供しているだろうか?」 フラーは、「モルモットB」として、自分の生を、その「役割」を調べる為の実験に使った。人間を他の生物と弁別するものは「マインド」であると考えた。マインドは動物的な「反応」ではなく、包括的な思考をもたらす。 そのフラーの包括的な「マインド」から出てきた判断は、「確かな情報と効率的なデザインが、地球の資源全体をつまびらかに

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  • ■ - R&D: りょうえんダイアリー

    考える技術・書く技術 という名著がある。 非常に優れたで、この論理的思考系のでこのを引用しているも多い。 そういうわけで、僕も以前途中まで読んだのだけれど、あまりに訳が酷くて読むのをやめてしまった。 せっかくなので、これから一週間くらいかけて真剣に取り組んで読もうと思う。 その日学んだ事をここで書く形式で、とりあえず一生懸命読む。 以下プラン ・目的 明快に伝える技法を身につける。 ・プラン 全172ページ・10章建て。 毎回、前回の復習から入る。 ・読み進めていく時の注意 原書で読むが、辞書はなるたけ引かない 重要かつ全体の読み取りに影響しそうなもの、かつ類推不可能なものだけ引く ・最初に目次を読んで全体のマップを頭に入れる。

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  • - 考える技術、書く技術 #1 / 139249 - R&D: りょうえんダイアリー

    そういうわけで、少し進んだので、今までの理解を書きとめておきたい。 この考える技術、書く技術 という、 原題は The Pyramid Principle(ピラミッド原則) 副題は Present your thinking so clearly that the ideas jump off the page and into the reader's mind. (あなたの思考がページから飛び出て、読者の心に飛び込むくらい明快に表現する!) となっていて、 要は、明快に書く為のピラミッド原則の なのだ。 その構成は PART1:ピラミッド原則:文章表現における論理 1.なぜピラミッド原則か 2.ピラミッドの土台 3.ピラミッド構造の作り方 4.導入部の作り方 5.演繹と帰納、その違いについて 6.いかにして構造に焦点をあてるか PART2:ピラミッド原則:思考における論理 7.グル

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  • 自分の小さな「箱」から脱出する方法/163345 - R&D: りょうえんダイアリー

    http://www.amazon.co.jp/dp/4479791779/ というを、anzu君(http://mind-set.jp/contents/blog/2008/09/post-8.htm )から勧められて読みました。 結論から言うと、ここ3ヵ月で読んだ60冊のの中でも、かなりの上位に入る、いいでした。 (その他、ここ3ヵ月で読んだはこちら:http://book.akahoshitakuya.com/u/2037) 以下、レビューとしてエッセンスを纏めますが、 実際に買って読むといいと思います。 2時間くらいで読めます。 ただ、何度か投げ出したくなります。自分の事を言われているので。 === すべての人は、自分の小さな「箱」に入っています。 すべての人が。 人は、生きていく上で、とても多くの選択をします。 そして、その選択は ・自分の心に従う選択 ・自分の心に背く選

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  • 仕事は楽しいかね?/165908 - R&D: りょうえんダイアリー

    仕事は楽しいかね? というがある。 http://book.akahoshitakuya.com/u/2037 仕事は楽しいかね? 仕事は楽しいかね?2 この2冊を一気呵成、読んでしまった。 著者HPはこちら http://dauten.com/ 以下、「仕事は楽しいかね?」まとめ ストーリー仕立てで、「仕事」を上手くやる哲学について語られる。 既存のいわゆる「成功法則」「自己啓発」は、皆がやっているから、誰も成功できないと切り捨て、 彼が語るのは―。 ・人生は、くだらない事がいくつも続くのではなく、一つのくだらない事が何度も繰り返される。 ・試してみる事には、失敗はない。 ・明日は今日と違う自分になれ。それはつまり、新しい事を試すことだ。 ・遊び感覚でいろいろやってみよう。そして、成り行きを見守れ。 ・頭が悪かったり、勤勉で無かったりすれば、10回のうち10回とも失敗する。適切な事をや

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  • 英会話ヒトリゴト学習法 /167375 - R&D: りょうえんダイアリー

    はじめての課長の教科書 あたらしい戦略の教科書 に続く、酒井穣さんの3冊目:英会話ヒトリゴト学習法 http://www.amazon.co.jp/dp/4569703461 このは、ビジネスの脳を鍛えるという視点で英会話の勧めを行う名著である。 このの裏表紙に書かれている 「日語で思考する私」と「英語で思考する私」のブレーンストーミング というフレーズで、ふと「思考訓練の場としての英文解釈」という超絶なが(僕には途中までしか読めなかった)あったのを思い出す。 共通因子は、英語を題材として、頭を鍛錬するということである。 以下、理論と実践のまとめを、書を一読した人が復習・実践しやすいように。つまりは自分へのまとめとして記す。 ◆理論編 ◇「何故、外国語を学ぶのか?」 筆者は答えとして、アルターエゴ=もう一つの人格=脳内での対話相手の形成 という仮説を挙げる。 ◇「では、どうやって

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  • 企業内人材育成入門/173168 - R&D: りょうえんダイアリー

    東京大学大学院情報学環の中原淳先生の名著 企業内人材育成入門を読みました。 少し名著すぎて、まとめるのに苦労しましたが、以下、構造と纏めです。(pdf 6page) http://mod.mods.jp/basic_theory_of_HumanResourseDevelopment.pdf このあと、 ・マネジメント ドラッカー・マネジメント[基と原則] ・欲求五段階説 マズロー・人間性の心理学 ・フロー チクセントミハイ・フロー体験とグッドビジネス ・マインドセット ドウェック・mindset-the new psychology of success ・インストラクショナルデザイン はじめてのインストラクショナルデザイン ・学習環境のデザイン 山内祐平・「未来の学び」をデザインする あたりに進みたいところです。

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  • 戦略フレームワークの思考法/173323 - R&D: りょうえんダイアリー

    戦略フレームワークの思考法 手塚貞治著 まとめ。 自分のまだまだな論理力をもう少し鍛えたいと思って一読。 ・並列化 ・時系列化 ・二次元化 の3つの切り口(これもフレームワークか)で整理されていて、 一時間くらいで知識の整理をするのに向いていると思います。 ◆戦略フレームワークの思考法 Why Framework? 物事の体系的・網羅的考察 効果的に伝え、納得感と合意を形成する ◆並列化 ・for 現状分析 アイディア出し ・{2つ|多数}×{事実|法則|その他} ・例 外部要因のPEST(政経社技) 競争要因の5F(新規・競合・代替・売・買) 競争優位性のVRIO(価値・希少性・模倣困難性・組織体制) 内外要因の3C(自社・競合・市場) ◆時系列化 ・for 個別対策 全体最適 領域拡大 将来予測 ・期間別 人間活動の流れ(短期) 事業活動の流れ(短期) ライフサイクル(長期) 歴史観(

  • 「問題解決の全体観」中川邦夫著/173535 - R&D: りょうえんダイアリー

    とても良かった。これは良かった。 pdfによる纏めはこちら: http://mod.mods.jp/090101_problemsolving.pdf ◆新規性 ・「問題解決」ベース 仕事に必要なスキルは数多あるが、仕事もプライベートも含め「問題解決」がベースにある事を力説。 その上で、問題解決の領域を のように、ImproveOpportunityなどにも 繋げる事によって、「仕事に必要なスキル獲得」なども含めた 「すべて」の根幹にあるものである「問題解決」の「全体観」を示した書。 その構成は ハード思考:[思考の型 × 思考のツール] ソフト思考:[問題解決モード × 仕事の進め方] となっています。 ハード思考については、それぞれ 空→雨→傘という基の型や、 MECEなど思考の基ツールを押さえた上で、 一段上の思考の型:解読→創案→評価→選択や、 応用的な思考のツールを網羅してい

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  • 誰が世界を変えるのか/173732 - R&D: りょうえんダイアリー

    誰が世界を変えるのか ソーシャルイノベーションはここから始まる GETTING TO MAYBE - How the world is changed. 読了。涙無しには読めない。 「誰が世界を変えるのか」という邦訳よりも、原題の「How the world is changed」の方がよりこのの実情に合っている。決して、誰か特定の世界を変える「人」や、その人固有の高い能力、強い意志、リーダーシップに焦点を当てたではないからだ。 それよりも、そういった意志ある人々の周囲の仲間、組織、歴史の潮流。そのような関係性に焦点を当て、「世界の変え方」を論じた。 世界を変える? 関連するキーワードとしては、「ソーシャル・イノベーション(Social Innovation)」「社会起業家(Social Entrepreneur)」などが挙げられる。 社会の様々な問題を、単に問題だと叫ぶのでもなく、

  • 永井均 『倫理とは何か』 〜猫のアインジヒトの挑戦〜/174191 - R&D: りょうえんダイアリー

    内田洋平君(http://entrepreneur1986.seesaa.net/ )とやってるアインジヒト読書会の第二回目を池袋で行う。 第一回の模様はこちら(内田まとめ):http://entrepreneur1986.seesaa.net/article/111425332.html 第二回の模様はこちら(内田まとめ):http://entrepreneur1986.seesaa.net/article/112177831.html 手探りでやっておりますが、このの書いている事を「わかろう」というよりは、 このをネタに、問いを立てて行き、発散的に思考をしていこう、という感じだろうか。 参加に興味がある人はご連絡を:ryouen[at]gmail.com (ある程度一章毎に纏まっているので、次回第三章からでも参加できます。 尻を叩きあう関係にはなりたくありません。ある程度読んでこれ

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  • P.F.ドラッカーのマネジメントを読んだ。/174753 - R&D: りょうえんダイアリー

    P.F.ドラッカーのマネジメントを読んだ。 http://www.amazon.co.jp/gp/product/4478410232?ie=UTF8&tag=ryouen-22&linkCode=as2&camp=247&creative=1211&creativeASIN=4478410232 実務経験の無い学生の僕にとっては中々重いだった。 ドラッカーは組織には5つの形態:職能別・チーム型・連邦分権型・疑似分権型・システム型があるというが、そのうち、職能別組織(劇団)、チーム型組織(LLP,他)にしか所属した事がないので、そりゃ分らないのもうべなるかな、という感じではある。「トップマネジメント」を目の当たりにした事も無ければ、取締役会に出た事も無い。 そういうわけで、Part1:マネジメントの使命、Part2:マネジメントの方法、Part3:マネジメントの戦略と分割された中で、僕で

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  • <勝負脳>の鍛え方/175207 - R&D: りょうえんダイアリー

    を読んだ。 人間には自分を守りたいという自己保存の能があります。しょっちゅう叱られていると、脳は苦しくなって、脳自身を守るために叱っている人の話を受け流すようになります。その状態が慢性化すると、だんだん人の話を真剣に聞かない脳ができあがっていきます。その結果、間違った考え方を持っても気づかない、少し違っていても気に留めない、訓練が長続きしない、習得がなかなか難しいといった困難から逃げてしまう脳、いわば逃避脳をつくりだす結果になってしまうのです。 さらに問題なのは、脳を守る自己保存の反応は、とくに子供において出やすいということです。叱ってばかりいる両親のもとで育った子供は、人の話をよく聞かない事で自分の脳を守っています。親は、よい子に育てようとして叱っているつもりが、じつは子供をだめにするように育てているという落とし穴にはまっているのです。 したがって指導者は、苦しい作業ではあっても、失敗

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