この秋、ニコンが参入したことでますます過熱するミラーレス一眼市場。いまやレンズ交換式デジカメの販売台数のうち4割以上を占め、今後さらに拡大する勢いです。けれど、ミラーレスの特徴を十分に理解している人はそう多くありません。みなさんも漠然と「一眼レフ>ミラーレス>コンパクトデジカメ」と捉えていませんか? そこで、同じ「レンズ交換式」の一眼レフとミラーレスの違いについて写真家の塙真一さんにうかがいました。 「いろいろあるんですが使い勝手に絞ると、両者の大きな違いは、『撮影前にどんな写真が撮れるのかがわかる/わからない』という点です。一眼レフはファインダーをのぞきながら、どんな写真が撮れるんだろう?といろいろ想像したり設定を操作して撮ります。かたやミラーレス一眼は、いわば『レンズが交換できるコンデジ』なので液晶を見れば撮影前にどんな写真が撮れるのかがわかります」 つまり、両者の良さはそれぞれで