ブックマーク / note.com/yuukaku (2)

  • 『鬼滅の刃 遊郭編』を巡る論争についての雑感|渡辺豪

    『売春防止法』が公布された昭和31年当時、様々な形態をとった娼家の数は、労働省の調べに依れば、全国に約3万9000軒存在したとみられる。これは当時の人口10万人あたり約43軒に相当し、現代におけるコンビニの密度44軒に近しい。遊廓と俗称された娼街は、「社会の暗部」「密かな悪所」とのイメージが膾炙しているが、(都市部や山間部などの偏りはあるものの)密度の上では、先に挙げたイメージ「例外的かつ隠された存在」などではなく、わずか60年前の日人にとって身近なものでさえあった。 映画化された漫画鬼滅の刃』が、長く国民的作品として愛されてきたジブリ映画を抜いて、歴代興行収入1位を記録したことをきっかけとしてか、同作品がたびたび社会現象扱いされることも珍しくは無くなった。そうした作品が巻き起こした今回の論争は、同作品を鑑賞したことのない私にも、SNSなどを通じて伝わってきた。論争とは、子どもが読者対

    『鬼滅の刃 遊郭編』を巡る論争についての雑感|渡辺豪
    starlet01
    starlet01 2021/02/26
    カストリ書房の店主さんだからこそ言える、非常に重い現状解説だと思う。
  • 下町風俗資料館に展示されている吉原遊廓の模型(三浦屋)を観て思ったこと|渡辺豪

    台東区上野公園内にある下町風俗資料館の企画展『「江戸風俗人形」の世界 〜建物・人形・小物の三位一体の妙〜』(会期:2019/12/7〜2020/2/24)を観てきました。 同展では吉原遊廓にあった妓楼・三浦屋を再現した模型(建物・小物・人形)が展示されており、SNSでも遊廓に興味のある人たちを中心に少し話題になっていました。 どのように時代考証されたのか?私は一点、気になりました。それは考証です。どのような資料から時代考証を行った上でこの模型を制作したのか。それを確かめるために見学してきました。 展示は縦横3メートルの台に乗せられた迫力あるもので、建物は三浦宏氏[大正15年〜令和元年]、人形は辻村寿三郎氏[昭和8年〜]、小物は服部一郎氏[昭和8年〜平成21年]の三者がそれぞれが製作したと説明があります。 模型を制作するに至った経緯を説明するパネルに含まれるかたちで、時代考証についても触れて

    下町風俗資料館に展示されている吉原遊廓の模型(三浦屋)を観て思ったこと|渡辺豪
    starlet01
    starlet01 2020/02/18
    カストリ書房の店主さんだ
  • 1