黄禹錫(ファン・ウソク)教授が2005年に「サイエンス」誌で発表したヒト胚性幹細胞(ES細胞)は、存在しなかったことが明らかになったとMBCが15日報じた。 「MBCニュースデスク」によると、ミズメディ病院盧聖一(ノ・ソンイル)理事長は15日、「黄禹錫教授チームの2005年『サイエンス』誌掲載論文にヒト胚性幹細胞がなかった」と語った。 盧理事長は同日、「午前9時30分ごろ、黄禹錫教授が入院しているソウル大病院を訪ね、黄教授が“惨憺たる思いだ”とし、このように語った」と話した。 盧理事長は「黄教授が14日夜、安圭里(アン・ギュリ)ソウル大教授にも同様の内容を話した」と述べた。また、黄禹錫教授と文信容(ムン・シンヨン)教授、盧理事長ら3名の連名で「サイエンス」側に論文を撤回するよう求めたという。