iPhone版Safariの独自仕様を理解するうえで一番混乱しやすいのが、ビューポートの振る舞いです。ビューポートとは、コンテンツが表示される領域のことです。デスクトップのWebブラウザでは、コンテンツの横幅が大きくてウィンドウ内に表示し切れない場合、ユーザーはウィンドウの枠をドラッグして広げる(あるいは最大化する)ことができます。 しかし、ビューポートの物理サイズは固定されているので、コンテンツの方を縮小/拡大することで、一度に表示する内容量を調節することになります。 ・ ビューポートのデフォルト幅 iPhoneのスクリーン解像度は、ポートレート表示(縦位置)の場合、横320px、縦480pxです。デバイスを回転させてランドスケープ表示(横位置)にすれば、縦320px、横480pxになります。 そのうち、ステータスバー、URLテキストフィールド、ボタンバーといった要素を省いた残りの領域が