米Googleは11月5日(米国時間)、米Yahoo!とのオンライン広告での提携を解消すると発表した。規制当局や一部顧客の懸念を理由としている。これに対しYahoo!はGoogleへの失望を表明した。 両社は今年6月、米国とカナダで、Yahoo!の検索結果ページにGoogleのオンライン広告を表示するという包括的な提携を結んだ。米Microsoftの買収提案を受けて、GoogleがYahoo!への助け舟を出す形で発表したもの。 これに対し、オンライン広告の独占を懸念した米国や欧州の規制当局が独禁法に基づく調査を開始。広告企業も両社の提携が広告価格の上昇につながるとの懸念を表明していた。 Googleの最高法務責任者、David Drummond氏は、提携がWebサイト所有者、広告主、ユーザーにメリットをもたらすものと信じるとしながらも、「規制当局と一部の広告主がこの提携に懸念を抱いているこ