予約困難なテニスコートを利用するため、他人のIDなどを不正利用したとして、愛知県警は27日、不正アクセス禁止法違反などの疑いで、あま市上萱津川崎、保険会社員山崎正幸容疑者(46)を逮捕した。 山崎容疑者は名古屋市内で活動するテニスサークルの代表者で「サークルのメンバーだけでは当選する可能性が低く、利用権を得るためにやった」などと容疑を認めているという。 逮捕容疑では、6月14日ごろ、名古屋市のスポーツ施設予約システムに、利用者117人のIDとパスワードを無断使用してログイン。7月中旬にコートの予約抽選で当選した10人のうち8人分の利用権を得たとされる。 県警によると、初期登録の際、記入例の書類に書かれた数字「1234」をパスワードとして使っていた人が狙われたという。利用者の1人がログインできなくなっていることに気付き、市に相談して発覚した。 市によると、システムで予約できるテニスコ