<ノルディックスキー:グランプリジャンプ>◇女子個人第5戦◇21日◇カザフスタン・アルマトイ(HS106メートル、K点95メートル) 山田優梨菜(17=長野・白馬高)は、2回目に100メートルを越えると両手を突き上げた。 初めて3位に入り、全日本スキー連盟が定めたソチ五輪代表選考対象となるための条件をクリアし「ここで基準を満たせなかったらどうしようと追い詰められていた。一つ安心できた」と涙ぐんだ。 大会直前に発熱し、本調子ではなかった。しかし助走路の滑りでやや腰の位置を上げる修正が奏功。2回とも納得の飛躍ができた。 ジャンプ女子のGPで日本勢が同時に表彰台に立つのは初めて。同学年の高梨の背中を追う山田は「表彰台から見える景色は、今まで見ているのと全く違う世界だった」と喜んだ。