長くなったので、先に結論だけ書いておきます。 もしドラには2つテーマ性を感じた。(作者的にはもっとあるのだろうけれど力を感じたのはこの2つだけ) ・人間の出会いや出発点を描く、という意味では素晴らしい作品だと思う。 ・社会からズレてしまっているor適応する振りをして生きている人の生きづらさとその解放を描く、という意味では中途半端。もったいない。 全体としては今ひとつだけれど、ものすごく光る要素を感じる作品だったと思う。 というわけで、「小説の読み方の教科書」の次に「もしドラ」の感想を書こうかと思ったけど、 この不思議な「小説」については、単体で語りにくいので、「少女不十分」という「小説」を補助線として使わせてもらいたいと思う。 ちなみに、西尾維新の作品を読んでない人にはわけわからん話ですがご了承ください。 ◆ものすごく読みたくなる西尾維新「少女不十分」感想文 http://zeark969